米国の暗号資産(仮想通貨)現物ETF市場は4日から8日までの1週間で、6週連続となる資金の純流入を記録した。
ビットコイン現物ETFの累積資産は5月上旬までに1060億ドルに接近しており、市場規模の拡大が続いている。
ブラックロックが市場を牽引
米国ビットコイン(BTC)現物ETF全体に約6億2275万ドルの純流入があった。これで6週連続の純流入となり、2025年8月以来の最長記録を更新した。
この6週間の累積流入額は34億ドルに達している。特にブラックロックのビットコインETF「IBIT」が好調だ。
IBIT単体で約5億9600万ドルの週間純流入を記録し、全体の約96%を占めた。IBITの累積純流入額は661億ドルに達している。
最近の現物供給から約3万3000から3万5000のビットコインをETFが吸収しており、市場への影響力は大きい。
価格変動とマクロ経済の影響
週の前半は、ビットコインが8万ドル付近で取引される中、機関投資家の需要が再燃した。金などの伝統的資産から、規制された仮想通貨商品への資金移動が見られた。
5月4日には5億3200万ドルの流入を記録し、好調な滑り出しを見せた。
一方で、週の後半には資金の流出も確認されている。ビットコイン価格が8万ドルを割り込んだことや、米国の4月非農業部門雇用者数の発表を控えた警戒感が背景にあるとみられる。
事前の予想では雇用者数の伸びが鈍化すると見込まれていた。
また、ホルムズ海峡付近での米国とイランの応酬など、地政学的な緊張も市場心理に影響を与えた可能性がある。日々の価格変動はあるものの、長期的な関心は維持されている。
仮想通貨市場全体では、イーサリアム(ETH)のETFも約7000万ドルの週間流入を記録し、回復傾向を見せている。
また、ソラナ(SOL)などの他の主要銘柄への関心も高まっている。
