ビットコイン消耗の兆候を確認、機関需要減退で調整局面入り

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消耗の兆候を示すビットコインのシンボルとデータストリームが流れる未来的な背景

オンチェーン分析企業のグラスノード(Glassnode)は25日、最新の週次レポートで暗号資産(仮想通貨)のビットコインが消耗の兆候を示していると報告した

グラスノードが指摘する市場の消耗

ビットコインが4週間ぶりの安値となる約10万8700ドルまで下落したことを受け、同社は市場分析を公表した。

レポートによると、実現損益比率は今回の強気相場で3度目の極端な利益確定のピークに達したという。

このパターンは、過去の強気相場において主要なサイクルトップを示す兆候として機能してきた。

利益確定が増加する局面では、仮想通貨税金に関する準備も重要となる。この分析に基づき、グラスノードは確率的には冷却局面が有利との見方を示している。

データでは、長期保有者が340万ビットコインを利益確定売りしたことも判明した。

これは経験豊富な投資家による大規模な分配があったことを物語る。また、短期保有者の含み損益を示す指標はゼロに近づいている。

この水準は、新規参入者が損失を確定させる動きを誘発する可能性がある。

同社は11万1000ドルを重要なサポートレベルと特定しており、これを下回ると中期的な弱気トレンドに転換する恐れがあると警告した。

弱気を示す複数の指標

ビットコイン市場の消耗を示唆する要因は複数存在する。

特に機関投資家の需要は大幅に減退し、これまで好調だった米国の現物ビットコインETFは純流入から純流出へと転じた。

現物市場では、相対力指数や累積出来高デルタといった指標が弱まり、取引量も減少している。これは需要の低下とトレーダーの参加意欲の減退を映し出している。

先物市場でも、レバレッジをかけたトレーダーによる積極的な売りを示す動きが見られる。さらに、費消済みアウトプット利益率が1.01で推移している点も注目される。

この数値は、一部の保有者が損失を出して売り始めていることを示しており、グラスノードはこれを市場の重大なストレスを示す懸念材料と見なしている。

こうした下落局面では、一部の投資家の間でビットコインやめとけといった悲観論も浮上しやすい。

専門家の見解と今後の展望

今回の市場の動きは、米連邦準備制度理事会の利下げ決定を受けた噂で買い、事実で売るという典型的なシナリオに沿ったものだ。

市場は会合に向けて11万7000ドルまで上昇したが、その後11万5000ドルを下回った。

専門家の間では今後の見方が分かれている。

10xリサーチのマーカス・ティーレン氏は、価格が過去のサポートレベルに近づくにつれて新たなストップロス売りが発生する可能性があると慎重な見方を示した。

一方、ストラテジー社のマイケル・セイラー会長はより楽観的で、マクロ経済の逆風が収まれば第4四半期にビットコインは上昇すると予測している。

グラスノードは、機関投資家と保有者の需要が再び一致しない限り、より深い冷却のリスクは高いと結論付けている。

市場の動向は、イーサリアムのような他の主要な仮想通貨にも影響を与える可能性がある。

記事執筆時点で、ビットコインは約10万9645ドルで取引されており、過去1週間で6.5%下落した。

しかし同社は、このような冷却期間は長期的な強気相場において自然で必要な部分ともしており、次の上昇に向けた健全な調整の可能性に言及した。

著者: 名本 太陽

仮想通貨専門のWebライター。2017年からブロックチェーン業界に携わり、国内外の仮想通貨取引所やDeFiプロジェクトのホワイトペーパー、解説記事、プレスリリースを多数執筆。金融メディアでの連載経験もあり。専門はDeFi、NFT、メタバースで、最新トレンドに基づいた正確かつ分かりやすいコンテンツ制作を得意とする。