バンクレス共同創設者、保有するイーサリアムを全売却

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イーサリアムを全売却し他銘柄へ資金移動するデビッド・ホフマン氏

暗号資産(仮想通貨)メディア大手バンクレスのデビッド・ホフマン共同創設者は3日、保有するすべてのイーサリアム(ETH)を売却し別の銘柄へ資金を移動させたと明らかにした。

実際の売却は21日に行われた。その後の数日間で、新たな資金の配置戦略に関する詳細が公表されている。同氏は長年イーサリアムを支持してきた人物として知られている。

イーサリアム売却と新たな資金の振り分け

同氏はイーサリアム売却で得た資金の約半分を、4つの代替トークンに振り分けた。具体的には、ブイブイブイ(VVV)、ニア(NEAR)、ジーキャッシュ(ZEC)、ハイパーリキッド(HYPE)である。

これらの銘柄は、現在のイーサリアムよりも高い上昇余地や異なるリスクとリターンの比率を提供すると同氏は判断している。

残る半分の資金について、当初は急激な成長をまだ経験していない資産へ時間をかけて徐々に投入する計画だった。しかし、現在はこのプロセスが完了している。

残りの資金はすべてリット(LIT)の購入に充てられ、単一のトークンに集中させる形となった。

資産としてのイーサリアムに対する評価の変化

ホフマン氏は、イーサリアムのネットワーク自体は技術面や普及の面で成功を収めていると評価している。しかし、資産としてのイーサリアムはすでにその成果を反映した時価総額に達していると指摘する。

そのため、ここからさらに大規模な価格上昇や構造的な再評価が起こる可能性は低いとみている。

同氏は、イーサリアムがエコシステム全体に価値を提供する一方で、トークン自体には価値が蓄積しにくい構造になっていると説明する。

純粋な資産としては、価値をより直接的に取り込める他のプロジェクトの方が魅力的だと判断した。イーサリアムが重要なインフラであるという認識は変わっていない。

市場全体の資金の流れが、すでに評価の定まった大型銘柄から、新しい物語を持つ小規模なアルトコインへと変化していることも背景にある。

同氏の行動は、イーサリアムの失敗を予想するものではない。より高いリターンを求めて、リスクを取りに行く姿勢を鮮明にしたものだ。

著者: 早藤 佑太

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年よりSNSやブログでもコンテンツ発信を開始。2025年よりICOBenchのライターとして参加。