アバランチ(AVAX)を支援する非営利団体のアバランチ財団は11日、AVAXトークンを蓄積するためのデジタル資産準備会社設立に向け、10億ドルの資金調達が最終段階にあると報じられた。
報道によると、この計画は大手ブロックチェーン投資家との間で、それぞれ5億ドル規模の2つの取引を通じて実行される。
これにより、アバランチのエコシステム強化が図られる見込みだ。
アバランチは現在、時価総額で21番目に大きい暗号資産(仮想通貨)であり、その評価額は約122億ドルに上る。
機関投資家参入を促進する新戦略
最初の取引はニューヨークを拠点とするハイブマインド・キャピタルが主導し、既存のナスダック上場企業への私募を通じて行われる。
この取引は2025年9月末までに完了する見込みで、スカイブリッジ・キャピタルのアンソニー・スカラムッチ創設者が顧問を務めている。
2つ目の取引は、ドラゴンフライ・キャピタルがスポンサーとなる特別目的買収会社として構成されており、2025年10月の完了が予定されている。
これらの投資ビークルは、アバランチ財団から割引価格でAVAXトークンを直接購入し、準備金を構築する。
この戦略的な動きは、アバランチが米国の規制の枠組み内で、機関投資家がAVAXにアクセスするための準拠した経路を構築する取り組みの一環だ。
これまで大規模な機関投資家の参加を妨げてきた規制上の不確実性に対処することを目的としている。
この動きは、仮想通貨市場全体の成熟度を高める可能性も秘めている。
業界のトレンドと市場の反応
この構想は、デジタル資産の企業準備金を設立するという、より広範な業界のトレンドに沿うものだ。
ブラックロックやアポロなどの主要金融機関が、すでにファンドのトークン化プロジェクトのテストにアバランチのインフラを利用しており、伝統的な金融プレーヤーからの受け入れが拡大している。
この報道を受け、AVAXの価格は1017%急騰し、3カ月ぶりの高値となる2912ドルを記録した。
業界アナリストは、この10億ドル規模の準備金構想が、レイヤー1ブロックチェーン財団による最も野心的な資金調達の1つであると指摘している。
この取り組みは、アバランチがゲーム中心のブロックチェーンから、資本市場の主要なDeFiネットワークへと移行する戦略的転換とも一致する。
イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などの競合と競争しながら、大量の取引を処理する能力を証明している。
