暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXのアーサー・ヘイズ共同創設者は2日、フランス国民の資金移動が欧州中央銀行(ECB)による過剰な金融緩和を招くとの見解を示した。
ヘイズ氏は、この動きが最終的にビットコイン(BTC)に利益をもたらすと考えている。
同氏は、フランスの悪化する資金調達状況、資本逃避、政治的行き詰まりが、ECBの選択肢を限定的なものにしていると論じている。
"Bastille Day" is an essay describing France's exit from the euro and the coming multi-trillion euro ECB bailout.https://t.co/5pX5BvIMNJ pic.twitter.com/xyxaWodh1N
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) October 2, 2025
ECBの対応とビットコインへの影響
ヘイズ氏は、「フランス国家の緩やかな崩壊は、ユーロを売り、ビットコインを買う時」と述べ、この状況をビットコインの今後の地位を高める資産の再編と位置づけた。
同氏は、ECBが金融緩和に踏み切ることで数兆ユーロが刷られると予測している。
ビットコインを単なる投機的資産ではなく、法定通貨の価値下落と資本規制に対抗する中立的な準備資産と見ている。
また、欧州の貯蓄者がユーロを迅速にビットコインに交換し、ECBの影響下から逃れる手段としての有用性も強調した。
フランスはユーロ圏第2位の経済大国ながら、債務額が最も高いと報告されている。
同氏は、国内銀行預金2.6兆ユーロのうち25%が数日以内に流出する可能性を示唆した。
資本逃避がビットコイン市場を後押し
ヘイズ氏は、フランスの株式市場と国債市場にある計6兆7000億ドルの資金が、動揺すればビットコインや金に流出する可能性を指摘している。
ECBが通貨の安定性より組織的管理を優先することで、大規模な法定通貨の価値下落を招き、ビットコインに有利に働くと分析する。
同氏は資本保全の時間が迫っていると警告し、資本規制導入前にビットコイン購入を促す。
これは2028年までにビットコイン価格が100万ドルに達するとの予測に続くものだ。
この見解は、現物ビットコインETFが約994億円の純流入を記録するなど、市場のファンダメンタルズが強化される中で公開された。
ヘイズ氏は、印刷されたユーロがビットコイン価格を押し上げると結論づけている。
このマクロ経済の動きは仮想通貨市場全体に影響を及ぼす。
