キャシー・ウッド氏率いる米投資会社ARKインベストは3日、コインベースとロビンフッドの株式を合計約1615万ドル(約25億3500万円)分取得した。
米国とイランの地政学的緊張を背景に両社の株価が下落する中、下落局面を好機と捉えた押し目買いを実行。
デジタル金融インフラへの強い確信に基づく戦略的な資金投入とみられる。
地政学的緊張による株価下落を好機と判断
ARKインベストはARKK・ARKW・ARKFの3つのETFを通じて、コインベース(COIN)株式を2万2452株取得した。
終値182.36ドルを基準にした購入額は約409万ドル。
同時に、ロビンフッド(HOOD)株式も15万8587株買い増し、購入額は約1206万ドルに上る。
購入当日の終値はコインベースが1.55%安、ロビンフッドが3.44%安。
The Blockの報道によれば、米国とイランの緊張激化を受け暗号資産(仮想通貨)全体に売り圧力がかかる中での逆張り買いだった。
ロビンフッドは直近6カ月で約19%、コインベースは約33%下落しており、足元では厳しい値動きが続いていた。
仮想通貨関連株全般への機関投資家の関心は依然として高く、ARKの動きはその象徴的な事例といえる。
デジタル金融インフラへの強い期待
今回の購入後、コインベースはARKKファンド内で6番目、ロビンフッドは7番目の保有銘柄となった。
ETF全体での保有総額はそれぞれ約3億4300万ドル・約3億4000万ドル規模。
ARKは個別銘柄の保有比率をファンド全体の10%以内に抑えるルールを設けており、株価変動に応じた定期的なリバランスも並行して実施している。
仮想通貨長期保有の観点でも、機関投資家による押し目買い戦略は注目を集めている。
ウッド氏はコインベース・ロビンフッド・ブロックを次世代デジタルウォレット分野の主要プレイヤーと位置づける。
市場の仮想通貨暴落局面をARKがいかに戦略的に活用しているかが改めて示された。
