DeFiプロトコルアーベ(Aave)のスタニ・クレチョフ創設者が23日、約515万ドル相当のAAVEトークンを購入したことが確認された。
創設者による巨額のトークン購入
クレチョフ氏はこの日、3万2660AAVEを取得し、週間での購入総額は約1260万ドルに達した。市場データによれば、平均取得単価は176ドルとされる。
Stani Kulechov (@StaniKulechov) spent 1,699 $ETH ($5.15M) to buy 32,660 $AAVE at a price of $157.78.
He currently holds 84,033 $AAVE, valued at $12.6M facing a floating loss of $2.29M
Address: 0x47cA539b3F546078d97bD851130741c6bF370100
Data @nansen_ai pic.twitter.com/aWPV5o6bjA
— Onchain Lens (@OnchainLens) December 22, 2025
一方で、AAVEの直近の市場価格は150ドル付近で推移しており、含み損の状態だ。
この購入は、AAVEの価格が過去24時間で5%以上下落し、152.66ドルまで下落する中で行われた。Aaveは先週、米証券取引委員会による調査が執行措置なしで終了した直後だった。
今回の動きは、26年に向けたDeFi領域での成長計画における戦略的蓄積とみられる。
ガバナンス投票を巡る対立
今回の大量購入は、Aaveのブランド資産をDAOに移管するかを問うガバナンス投票の期間中に行われたことから、コミュニティ内で物議を醸している。
クレチョフ氏は投票の実施を支持する立場を示したが、一部では「主要関係者が活動していない時期を狙った」との批判が上がっている。
アーベ・チャン・イニシアチブのマーク・ゼラー氏は、このプロセスを「一方的なエスカレーション」と批判した。
投票データによると、上位3アドレスが全体の58%超の投票権を保有しており、分散型ガバナンスにおける公平性や資本の集中に関する懸念が強まっている。
一部のアナリストは、今回のトークン購入が投票権強化を狙った可能性があると指摘する。
クレチョフ氏は「自らの利益をトークン保有者と一致させるための行動」だと説明しているが、コミュニティ内の緊張は続いている。
今回の一連の動きは、DeFiのガバナンスのあり方を再考させる契機となっている。
