仮想通貨関連企業のビットマインは6日、暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETH)を大量に追加取得したと発表した。
イーサリアム供給量の5%保有を目指す戦略
ビットマインは過去1週間で4万2,197ETHを取得し、総保有量を574万2,237ETHまで拡大させた。
この保有量は、イーサリアムの循環供給量である約1億2,000万ETHの約4.8%に相当する規模となる。同社は現在、世界最大のイーサリアム保有企業として知られている。
同社の総資産は、現金や有価証券を含めて約111億ドル(約1兆7,982億円)に達している。
ビットマインは「5%の錬金術」という独自の目標を掲げている。これはイーサリアム総供給量の5%を保有するという野心的な計画だ。
今回の追加取得により、同社はその目標の94%まで到達した。市場の価格変動が続く中でも、下落局面を好機と捉えて着実に保有量を増やしている。
このような大規模な蓄積は、市場の流動性に影響を与える可能性も指摘されている。また、市場全体が活気づくアルトコインシーズンの到来を予感させる動きでもある。
ステーキングによる収益化と長期的な展望
ビットマインの戦略において重要な役割を果たしているのが、独自のプラットフォームを通じたステーキング運用だ。
同社は保有するイーサリアムのうち、487万9,157 ETHをステーキングに回している。その価値は約88億ドル(約1兆4,256億円)に上る。
この運用はイーサリアムネットワークの安全性を支えるだけでなく、同社に継続的な収益をもたらしている。
直近のステーキング利回りは年換算で約2.75%を記録した。すべての保有分を運用に回せば、年間で数億ドル規模の報酬を得られる見込みだ。
ビットマインのトーマス・リー会長は、仮想通貨市場の長期的な成長に強い自信を見せている。
同社は6月に優先株の発行で約2億7,380万ドル(約443億5,560万円)の資金を調達し、財務基盤を強化した。
米国の規制環境が整備される中、同社は新たな金融システムの中核を担う準備を進めている。将来的にはビットコインの追加購入も視野に入れているという。
