Nansen、AI搭載の取引機能をSolanaとBaseで正式公開

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AIチップに統合されたSolanaとBaseのコイン

ブロックチェーン分析プラットフォームのNansenは21日、ウェブおよびモバイルアプリでAIを活用した統合型取引ソリューションを正式に開始した。

これまで分析情報の提供にとどまっていた同社にとって、取引機能を直接統合する初の試みとなる。

新機能では、AIアシスタントが対話形式で取引アイデアを提案する「バイブ・トレーディング」と呼ばれる手法が導入された。

5億以上のラベル付きウォレットからのデータを基に、ユーザーはアプリ内で直接取引を行うことが可能になる。

分析から実行までを単一プラットフォームで完結

Nansenのアレックス・スヴァネヴィクCEOは、今回のローンチを「創業以来、最も重要な製品」と位置付けている。

同氏は、長年培ってきた分析基盤を活用し、ユーザーが製品内で取引を完結できる環境を整えたと説明した。

開発の背景には、分析と取引実行のために複数のサービスを行き来する手間を省きたいというユーザーの声があった。

同社の調査によると、仮想通貨取引において特化型AIモデルは、一般的なAIよりも優れた成果を上げているという。

2025年11月の自律取引コンペティションでは、同社のモデルがGoogleのGeminiやOpenAIのChatGPTなどの汎用AIを上回る結果を示した。

オンチェーンデータへの専門的なアクセスが、より信頼性の高い市場分析を可能にしている。

対応ネットワークと手数料体系

当初サポートされるネットワークはソラナ(SOL)とBaseの2つだ。Solanaでの取引にはJupiter、BaseではOKX DEXを経由して流動性が確保され、クロスチェーン取引にはLI.FIが活用される。

取引機能はPrivyのウォレットインフラを利用しており、ブラウザ拡張機能を別途導入する必要がない。

これにより、特にモバイルユーザーにとっての利便性が大幅に向上している。初心者にも扱いやすい仮想通貨ウォレットおすすめの機能といえる。

手数料体系は、無料ユーザーが取引ごとに0.25%、Pro会員は0.10%に設定された。頻繁に取引を行うユーザーにとっては、Pro会員の低い料率がコスト管理の面で有利に働くだろう。

AIアシスタントは事前に設定されたパラメータ内で動作し、すべての取引アクションにはユーザーの承認が必要となる。

AIがユーザーの資産に直接アクセスすることはないため、安全性も考慮されている。

なお、このサービスはシンガポールやロシアなど一部の地域では規制により利用が制限されている。

同社は今後、対応ネットワークを順次拡大していく方針を示している。

著者: 峯 竜也

暗号資産とブロックチェーン技術に特化したジャーナリスト。業界の最新動向や市場分析を発信。技術的な深掘りから初心者向けガイドまで、幅広い読者に向けたコンテンツ制作を得意とする。