カナダ政府は4日、2025年度連邦予算において法定通貨担保型ステーブルコインの規制枠組みを導入すると発表した。
この計画は、カナダ国内でのステーブルコインの発行と使用に関する法的枠組みを創設し、急成長するデジタル金融分野に監督と透明性をもたらすことを目指している。
包括的な規制枠組みの詳細
予算文書によると、新たな法案はステーブルコイン発行者に対し、適切な資産準備金の維持と管理、償還方針の確立、リスク管理体制の実装、カナダ国民の機密情報と個人情報の保護を義務付ける。
法案には「国家安全保障上の保護措置」も含まれ、カナダの金融システムの安全性を確保する。カナダ銀行は2026年度から2年間にわたり、統合歳入基金から1000万カナダドル(約11億6000万円)を受け取り、新たな枠組みを運営する。
その後の年間運営費は500万カナダドルと見積もられ、規制対象となるステーブルコイン発行者が支払う手数料で賄われる予定だ。
政府はまた、小売決済活動法を改正し、ステーブルコイン取引を扱う決済サービスプロバイダーにも監督を拡大する計画だ。
この取り組みは、カナダの消費者と企業を保護しながら、安全なデジタル革新を促進することを目的としている。
