eスポーツ組織Ninjas in Pyjamasの親会社であるNIPグループは3日、ビットコイン(BTC)採掘事業を大幅に拡大した。
月間生産目標を従来の60BTCから160BTCへ引き上げ、ゲーミング企業としては異例の規模で本格的にビットコイン採掘に参入する。
同社は25年7月に採掘事業を開始して以降、わずか4カ月で事業規模を約2.7倍に拡大する計画だ。
NIPグループ、採掘インフラを拡大
NIPグループはApex Cyber CapitalおよびProsperity Oak Holdingsから、合計約8.19EH/s分の採掘インフラを取得する。
これにより、総採掘能力(ハッシュレート)は現在の3.11EH/sから11.3EH/sに増強され、約3.6倍の拡張となる。
対価として最大3億1451万5762株のクラスA普通株式を発行する予定で、取引は11月30日までに完了する見通しだ。
BitcoinMiningStockのデータによると、今回の拡大により、同社はハッシュレート基準で世界12位の規模となる公開企業採掘者に浮上する。
ゲームインフラをビットコイン採掘に転用
NIPグループのヒシャム・シャヒーン共同CEOは「この取引は、我々がデジタルインフラ戦略をいかに迅速に推進しているかを示している」と述べた。
計算能力の強化は、高性能コンピューティングや暗号資産(仮想通貨)採掘だけでなく、AIやゲームアプリケーションの分野にも応用されるという。
同社はこの拡大を既存事業の自然な延長と位置づけており、「ゲームとeスポーツで培った大規模な計算インフラを、収益性のあるビットコイン採掘に転用する戦略的転換」と説明している。
また、アブダビに集中させた10億ドル規模のインフラ投資を通じ、AI・ブロックチェーン・高性能演算のグローバル拠点化を狙う。
市況を見ながらビットコインの一部を売却し、事業拡大や運営費に充てる柔軟な方針も明らかにしている。
