バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)共同創業者は9日、自身のベンチャーキャピタルであるYZi Labsと分散型取引所ハイパーリキッドとの資本関係を否定した。
ハイパーリキッドのJeff共同創業者が過去にインキュベーションプログラムへ参加していた事実は認めたが、現在の資本関係は一切ないと説明した。
Gossip tweet. Saw a couple of posts on this topic:
If you didn't know, Jeff (HL) was part of the YZiLabs (Binance Labs back then) incubation season 1 cohort in 2018. 🤣
Unfortunately, that project failed. YZiLabs did not recoup any of its investment. It happens.
I did not… https://t.co/zUVtjQ3RCO
— CZ 🔶 BNB (@cz_binance) October 10, 2025
CZ氏、ハイパーリキッドとの関係を説明
声明によれば、Jeff氏は18年、当時バイナンスラボと呼ばれていたYZi Labsの第1期インキュベーションに参加していたが、プロジェクトは成功に至らず、YZi Labsも投資回収には至らなかったという。
そのため、現在ハイパーリキッドの株式やトークンは一切保有していないと明言。加えて、Jeff氏とは過去にも接点がほとんどなく、最近予定されていた通話も実現しなかったという。
こうした説明は、分散型デリバティブ市場で急成長中のハイパーリキッドにバイナンスが関与しているのでは、という憶測を払拭する狙いがあるとみられる。
DEXは中央管理者を介さず、ユーザー同士が直接取引できる点で注目されている。
投資戦略の転換とCZ氏の役割
25年1月、バイナンスラボはYZi Labsとして再始動し、独立したファミリーオフィス型VCへ移行。Web3やAI、バイオテクノロジーなどを対象に、約100億ドルを運用している。
最近では、BNBチェーン支援の一環として10億ドル規模のBuilder Fundを設立し、ハイパーリキッドを上回る取引高を記録したAstarにも投資している。
CZ氏は「これは外部投資家を含まないプライベートなベンチャーだ」とし、自身の個人投資ビークルであることを強調。
PancakeSwapやAsterなどのプロジェクトを支援しており、バイナンスとの競争関係にかかわらず、業界の発展に寄与する意向を示した。
こうした投資方針は、暗号資産(仮想通貨)投資の選択肢が多様化するなかで注目されるVCの動向とも一致している。
