デジタル資産財務企業アルファトン・キャピタルは26日、7100万ドルを調達し、トンコイン(TON)の初期取得を実施した。
TONに集まる機関投資家マネー
アルファトンはポーテージ・バイオテックから社名を変更したばかり。
今回の資金調達は、3620万ドルの私募と、BitGo Primeとの3500万ドルの融資枠で構成される。私募では、1株あたり5.73ドルで632万株を発行した。
このうち3000万ドルをTONの取得に充て、アルファトンはTONの大口保有企業となった。2025年第4四半期までに、保有額を1億ドルまで拡大する計画だ。
テレグラムのパーヴェル・ドゥーロフCEOは25年8月、「TONはテレグラムの経済的バックボーンだ」と述べている。
TON財団は25年7月、4億ドル規模のTON投資ファンドをキングスウェイ・キャピタルと設立。トン・ストラテジーも、7億8000万ドル相当のTON資産を保有する。
テレグラムの10億人超の月間アクティブユーザー基盤が、こうした投資活動を後押ししている。
アルファトンの戦略と展望
アルファトンは、アニモカ・ブランズ、クラーケン、クリプトドットコムなど業界大手と提携し、エコシステム内での展開を強化している。
同社の財務戦略は、TONトークンの直接取得、バリデーションやステーキングを通じたネットワークインフラへの参加、テレグラム上で展開される有望なTON基盤プロジェクトへの参画を柱としている。
これらの取り組みにより、収益の安定化とdApps開発支援を同時に進めている。
アルファトンのブリタニー・カイザーCEOは、この取り組みにより「最高のデジタル資産財務企業」を目指すと述べた。
また、従来のビットコイン(BTC)が価値の保存に重点を置いているのに対し、TONは実用的なアプリケーションの展開に強みを持つ。
特に、テレグラムの既存ユーザー基盤を活用することで、dAppsの利用と暗号資産(仮想通貨)の実用化が広がりを見せている。
これにより、TONはビットコインとは異なる形で、仮想通貨全体のユーザーオンボーディングを大規模に推進する役割を担っている。
