ソラナETF競争が激化、インベスコとギャラクシーがSECに申請

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ソラナのロゴとインベスコ、ギャラクシーデジタルのロゴが描かれた未来的な金融背景

大手資産運用会社インベスコと暗号資産(仮想通貨)企業ギャラクシーデジタルは25日、ソラナETF(上場投資信託)の登録申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した

このETFは「インベスコ・ギャラクシー・ソラナETF」と命名される。

同ETFは12日にデラウェア州法に基づく法定信託として登録され、ソラナを直接保有せずに、その価格変動に連動するリターンを得られる設計となっている。

今回の申請は、ステーキングの仕組みや現物償還に関する規制当局との協議を経て、SECによる承認を目指す重要な一歩である。

競争激化と高まる市場の期待

現在、グレイスケールやフィデリティ、ヴァンエックなど複数の企業がソラナETFの立ち上げを目指し、S-1申請書の更新を同時に進めている。この競争激化により、規制当局の審査が加速し、承認までのスケジュールが短縮される可能性がある。

こうした状況下、予測市場のポリマーケットでは2025年中にソラナETFが承認される確率が91%に達していると示され、投資家の間に楽観的な見方が広がっている。

インベスコとギャラクシーデジタルの申請は、この競争の中で有力な候補として評価される。

ステーキング報酬のETF組み込みが新たな焦点に

SECは、ソラナのステーキング報酬(年率6~8%)をETFの仕組みに組み込む件について、発行体との初期協議を開始した。これが実現すれば、仮想通貨ETFとして初の試みとなり、新たな商品設計の先例となる。

ソラナの分散型バリデーターネットワークは1900以上のバリデーターが参加し、稼働率は99.9%と高い水準を示す。この技術的安定性が、ETF内でのステーキングエコシステムの実現可能性を支持する。

インベスコ・ギャラクシー・ソラナETFは仮想通貨特有の高いボラティリティに対応すべく、ガバナンスとリスク管理の体制が整備されている。

ソラナの高性能ブロックチェーンとしての魅力と機関投資家の関心が、今回の動きを後押ししている。

著者: 佐山 美代子

2018年より仮想通貨投資を始め、同時に暗号資産ライターとしてキャリアをスタート。ビットコインをはじめとした主要仮想通貨の市場動向を追いながら、Web3.0分野のコンテンツ制作で豊富な経験を積んできました。専門性と読者理解を兼ね備えたライティングで、高品質な情報を提供します。