トランプ家が支援する暗号資産(仮想通貨)マイニング企業のアメリカン・ビットコインは25日、保有するビットコイン(BTC)を416BTC追加した。
同社はナカモト・インクやゲームストップなどの企業を抜き、保有量を拡大させている。2025年9月のナスダック上場以来、ビットコイン利回りは約116%を記録したという。
トランプ氏らによる経営参画
アメリカン・ビットコインは、マイニング大手ハット8(Hut 8)の事業分割により設立された。ハット8が約80%の株式を保有し、ドナルド・トランプ・ジュニア氏とエリック・トランプ氏が約20%を保有している。
今回の購入により、同社の総保有量は5,843BTCに達した。企業データによると、これは世界の上場企業として18番目の規模となる。
American Bitcoin has increased its total Bitcoin reserve to ~5,843 BTC and achieved a BTC Yield of ~116% from its Nasdaq debut on September 3, 2025 through January 25, 2026. pic.twitter.com/xt095jZUNC
— American Bitcoin (@ABTC) January 27, 2026
同社はグリフォン・デジタル・マイニングとの合併を経て、2025年9月にナスダックへの上場を果たした。上場時にはソラリ・キャピタル主導で2億2000万ドル(約336億6000万円)を調達している。
マイニング企業の間では、採掘したビットコインを即座に売却せず、長期的な資産として保有する傾向が強まっている。エリック氏は、5カ月足らずで保有量ランキングを30位から18位へ上げた成果を強調した。
拡大するトランプ家の仮想通貨事業
エリック氏は、父であるドナルド・トランプ氏と共に米国を「世界の仮想通貨の首都」にする目標を掲げている。この戦略は、米国をビットコイン超大国にするという政権の方針とも一致するものだ。
同社の保有量は2025年第3四半期時点の約4,000BTCから大幅に増加した。一方で株価は年初来で約12%下落しており、資産の増加と株価の動きに乖離が見られる。このような仮想通貨関連株の動向は投資家から注目を集めている。
トランプ家は他にもワールド・リバティ・フィナンシャルなどの仮想通貨ベンチャーに関与している。関連事業全体で30億ドル(約4590億円)以上の資産価値を生み出したとされる。市場ではWLFI価格の推移にも関心が寄せられている。
