世界最大のイーサリアム(ETH)財務保有企業BitMineの会長であるトム・リー氏は15日、イーサリアムの価格が2025年末までに10,000ドルから12,000ドルに達する可能性があるとの見解を改めて示した。
リー氏はこの予測をポッドキャスト番組「Bankless」で述べた。BitMEXの共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏も同席し、自身の10,000ドルという目標価格を維持した。
発言当時、イーサリアムは約4,094ドル(約62万2,000円)で取引されており、この予測は年末までの3ヶ月弱で140%以上の上昇を意味する。
新たな価格発見の段階
リー氏は強気な見方の根拠として、イーサリアムの価格動向を挙げた。「イーサリアムは基本的に4年間底値を固めており、そのレンジを突破したところだ」と同氏は語る。
同氏によれば、2021年に4,878ドル(約74万円)の最高値を記録して以降、イーサリアムは約4年間の調整期間にあった。最近の価格上昇は、この長期的なレンジからのブレイクアウトを示すものだという。
さらに、12,000ドルへの到達は「イーサリアムの最終的な天井ではなく、将来の成長への道のりにおける幸福な水準になるだろう」と強調した。この発言は、市場から190億ドル(約2兆8,880億円)以上のレバレッジポジションが解消された最近の市場暴落の直後に行われた点も注目される。
専門家の見方と市場の反応
リー氏とヘイズ氏の楽観的な見通しは、イーサリアムの過去の価格パターン、機関投資家の採用拡大、そして最近のテクニカルなブレイクアウトに基づいている。リー氏はウォール街やホワイトハウスによる採用も追い風になると指摘した。
一方で、過去のデータは異なる可能性を示している。CoinGlassの報告によると、2016年以降の仮想通貨イーサリアムの第4四半期の平均リターンは21.36%であり、これを当てはめると年末価格は5,000ドル(約76万円)近辺となる。
他の専門家の見方も様々だ。TesseractのCEOであるジェームズ・ハリス氏は年末の目標を6,500ドル(約98万8,000円)とより控えめに予測。
MN Capitalの創業者マイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は、ETH/BTCペアの最近の調整がイーサリアムの今後の成長に向けた理想的な準備段階にあると分析している。
リー氏が会長を務めるBitMineは、業界レポートによると300万以上のイーサリアムを保有しているとされる。
同氏はビットコイン(BTC)についても、2025年末までに20万ドル(約3,040万円)から25万ドル(約3,800万円)に達するとの予測を示している。これらの大胆な予測は、仮想通貨コミュニティで大きな議論を呼んでいる。
