NFTマーケットプレイス大手のオープンシーは9日、独自トークンSEAの発行に向けた最終報酬プログラムを開始すると発表した。
このプログラムは9月15日から開始される予定で、待望のSEAトークン生成イベント(TGE)前の最終段階と位置付けられている。
参加者には「スターター・トレジャーチェスト」が配布され、将来のSEAトークン割り当ての資格が決定される。
報酬の原資は、100万ドル相当のオプティミズム(OP)とアービトラム(ARB)のトークンで初期化される。
今後はプラットフォーム手数料の50%が継続的に充当されるという。具体的には、NFT販売からは1%、トークン取引からは0.85%が原資となる。
ユーザー活動がトークン分配に直結
ユーザーは、サポートされている22のブロックチェーンでの取引活動や、デイリークエスト「Voyages」の完了などを通じて、宝箱をアップグレードできる。オープンシー財団は、この最終報酬フェーズでのすべての活動が、SEAトークンの請求可能量に直接影響すると明言した。
この仕組みは、ユーザーのエンゲージメントを強化するための戦略的な動きと見られる。手数料の半分を報酬に充てることで、トークン発行前にユーザーが取引活動を活発化させる経済的インセンティブを生み出す。
オープンシーのアダム・ホランダー最高マーケティング責任者は、「SEAは長期的な持続可能性を念頭に置いて設計されている」と述べた。短期的な投機ではなく、持続的なトークンの有用性を重視する姿勢を示している。
新アプリとNFT収集プロジェクトも始動
今回の発表と同時に、同社はAIを搭載した新しいモバイルアプリ「OpenSea Mobile」のローンチも明らかにした。
このアプリは、ウォレット、トークン、NFT、複数のブロックチェーンを単一のインターフェースに統合することを目指している。このような統合アプリは、多様な暗号資産(仮想通貨)を管理する上で利便性を高めることが期待される。
さらに、歴史的に重要なNFTを取得するための100万ドル規模のフラッグシップ・コレクションイニシアチブも設立された。
最初の取得事例として、2025年8月下旬に「CryptoPunk #5273」を65ETH、約28万5000ドルで購入したことが報告されている。
SEAトークン生成イベントの正確な日程や詳細な割り当て方法は、2025年10月上旬に発表される予定だ。財団は「我々は長期的な視点で航海に出る」と述べ、今後の展望を強調した。
