ソフトウェア開発企業のコンセンシスは26日、暗号資産(仮想通貨)ウォレットのメタマスクとマスターカードが提携した決済カードを米国で一般提供すると発表した。
自己管理型ウォレットから直接決済が可能に
今回発表された「MetaMask Card」は、ユーザーが自身のウォレットで資産を管理したまま日常の買い物に利用できるデビットカードだ。
従来の仮想通貨カードは、事前に取引所のアカウントへ資金をチャージする手間がかかっていた。しかし新しいカードでは、決済の瞬間までデジタル資産を自己管理できる画期的な仕組みを採用している。
このカードはMastercardのグローバルネットワークを活用しており、世界中の1億5000万以上の店舗で利用できる。
Apple PayやGoogle Payといったデジタルウォレットにも対応しており、スマートフォンを使った非接触決済もスムーズに行える。
仮想通貨を日常的な支払いに使うハードルが大きく下がり、利便性が飛躍的に向上するだろう。このようなサービスは、仮想通貨クレジットカードおすすめを探しているユーザーにとっても魅力的な選択肢となる。
米国での展開にあたり、これまで仮想通貨関連の金融商品に厳しい姿勢を示してきたニューヨーク州の居住者も対象に含まれた。
厳格な本人確認とコンプライアンス審査をクリアしたことで、全米での幅広いサービス提供が実現している。
すでに欧州や南米などで先行導入されており、コーヒーの購入から高額な買い物まで日常的な決済手段として広く受け入れられた実績が、今回の全米展開を力強く後押しした。
豪華な特典を備えたメタルカードも登場
カードの利用者は、審査通過後すぐに使える仮想カードのほか、年間199ドル(約3万1000円)でプレミアムなメタルカードを選択できる。
標準カードでは最大1%のキャッシュバックが得られる。一方のメタルカードでは、年間1万ドル(約156万円)の利用分まで最大3%の還元を受けられる魅力的な仕組みだ。
キャッシュバックはイーサリアム基盤のステーブルコインであるmUSDで付与される。さらに、Aaveなどの分散型金融プラットフォームと連携する機能も備わっている。
この機能を活用すれば、aUSDCなどのトークンを保有しながら利回りを得ることも可能だ。
日常の支出や送金がエコシステム内のポイントに変換され、トークン割り当てや早期アクセス権と交換できる独自の報酬プログラムも用意されている。
メタルカードの保有者には、海外事務手数料の免除や利用限度額の引き上げといった実用的な追加特典も提供される。
旅行割引や限定イベントへのアクセス権も付帯しており、高度なセキュリティ機能とともに安心で快適な決済体験をサポートする。
MetaMaskは今後、オンチェーンと伝統的な金融の境界線を完全になくすことを目指し、さらなるグローバル市場への拡大を計画している。今後もメタマスクの動向から目が離せない。
