ビットコインのネットワークは7日、採掘難易度(ディフィカルティ)を前回比で約11%引き下げる調整を実施した。
今回の調整で難易度は125.86兆に低下した。この減少幅は11.16%に達し、2021年夏の中国による暗号資産(仮想通貨)マイニング全面禁止以来の大きさとなる。歴史的に見ても10番目に大きなマイナス調整だ。
難易度の調整はブロック高935,424で実行された。ネットワーク全体の計算能力を示すハッシュレートも、過去1ヶ月で約20%減少している。
価格急落と寒波による二重の打撃
今回の大幅な難易度低下には、主に2つの要因が影響している。一つはビットコイン(BTC)価格の急落だ。過去4ヶ月で価格がピークから50%以上下落し、採掘業者の収益性を大きく圧迫した。
もう一つの要因は、米国などを襲った冬の嵐「ファーン」の影響だ。広範囲にわたる停電や電力制限が発生し、多くのマイナーが稼働停止を余儀なくされた。
採掘収益の指標となるハッシュプライスは、2月2日に1ペタハッシュあたり33.31ドル(約5,230円)という過去最低水準を記録した。多くの事業者にとって採算が取れない状況が続いている。今回の仮想通貨暴落は、業界全体に深刻な影響を与えている。
今後の見通しと市場への影響
次回の難易度調整は2月19日に予定されている。生き残ったマイナーが稼働を再開することで、次回はプラス調整に転じるとの予測も出ている。
しかし、BTC価格の大幅な回復がない限り、多くの事業者にとって厳しい状況は変わらない。特に旧型の機材を使用しているマイナーは、撤退か継続かの瀬戸際に立たされている。このような状況下でも、ビットコイン買い方を模索する投資家は慎重な判断が求められる。
