クリプトパンクス、約2.3億円で落札|NFT市場に再活性化兆候

私たちを信頼する理由
私たちを信頼する理由
Rare Cryptopunk sold for 2.3 million at bid

最も古い歴史をもつNFTコレクションであるクリプトパンクス(CryptoPunks)は1日、コレクションの内の一体(#4464)が1,011ETH(約2.3億円)で落札された。この取引は、NFT市場の回復を示すものとして注目されている。

希少なクリプトパンクスの高額取引

1日、クリプトパンクス#4464が1,011ETH(約2.3億円)で取引された。 クリプトパンクスは2017年に登場した、1万点の24×24ピクセルのデジタルキャラクター画像からなるコレクションで、初期のNFTアート作品として知られている。

中でも「エイリアン」タイプは9点しか存在せず、希少性が高い。今回取引された#4464は、そのエイリアンタイプの一つである。 この取引は、NFT市場全体の取引高増加と相まって、市場の回復基調を示唆している。さらに同日には、クリプトパンクス#3900に1500万ドル(約22億円)の入札が行われるなど、高額取引が続いている。

NFT市場全体の動向

過去24時間で、世界のNFT市場の取引高は1600万ドル(約24億円)に達し、前日比11.28%増加した。これは、市場全体が再び活性化している兆候といえる。 イーサリアム基盤のNFTコレクションは600万ドル(約9億円)の取引高を記録し、前日比3.35%増加した。

また、ソラナ基盤のNFTコレクションも210万ドル(約3億1500万円)の取引高を記録し、前日比36%増加した。これらのデータは、主要なブロックチェーン上でのNFT取引が活発化していることを示している。

NFT市場の今後の展望

最近の高額取引や取引高の増加は、NFT市場の回復を示唆している。しかし、市場は依然として変動が激しく、投資家は慎重な判断が求められる。 新しい仮想通貨やミームコインの登場も、NFT市場に影響を与える可能性がある。これらの動向を注視し、適切な投資戦略を立てることが重要である。

まとめ

希少なクリプトパンクスの高額取引や全体的な取引高の増加は、NFT市場の回復を示している。しかし、市場の変動性を考慮し、慎重な投資判断が必要である。

佐々 道幸

日本版ICOBench編集者。2016年から仮想通貨投資を開始し、NFTへの投資経験も持つ。20年よりライターとしてのキャリアをスタートし、24年08月、日本版ICOBenchに参画。専門分野はクリプト、ブロックチェーン、Web3。