仮想通貨保有企業のストラテジー(Strategy)は15日、ビットコイン(BTC)価格が大幅に下落しない限り財務状況は安全だと説明した。
ビットコイン下落リスクと財務の安全性
ストラテジーのフォン・ルCEOは、ビットコインが8,000ドル(約129万6,000円)から1万ドル(約162万円)に下落しない限り、財務は安全だと説明した。
I joined @kgreifeld and @RomaineBostick on Bloomberg today to discuss Strategy’s evolution into a Digital Capital platform, our $3B cash reserve, $STRC, balance sheet resilience, and our long-term commitment to Bitcoin.
01:17 – Strategy’s evolution from Bitcoin Treasury Company… pic.twitter.com/V1g23i1vkk
— Phong Le (@phongle) July 14, 2026
この価格帯は、同社が抱える債務に関連するリスクを本格的に考慮し始める水準だ。
現在の6万ドル(約972万円)台半ばの価格から約85%下落しない限り、この危険な水準には達しない計算になる。
同社は最近、株式の売却を通じて現金準備高を30億ドル(約4,860億円)にまで引き上げた。また、7月6日から12日にかけてはビットコインの売却を一時的に停止する措置を取っている。
この豊富な現金準備は、短期的な支払い義務を果たすためにビットコインを手放す事態を防ぐための緩衝材として機能する。
ルCEOは、弱気相場を乗り越えつつ強気相場の恩恵を最大限に受けられる資本構造の構築を目指していると語った。
ストラテジー社は現在、84万BTC以上のビットコインを保有しており、上場企業としての市場における存在感は依然として大きい。
優先株の下落と今後の資金調達
同社のビットコイン保有戦略は、株式発行や優先株、現金準備、負債を組み合わせた複雑な資本構造によって支えられている。
しかし、同社が発行する優先株STRCの価格は下落圧力にさらされている。現在、額面である100ドル(約1万6,200円)を下回る水準で推移しており、市場の警戒感が高まっている状況だ。
優先株の価格下落は、新株を発行して新たな資金を調達する能力を制限する要因となる。
集めた資金でさらにビットコインを買い増すという同社の積極的な戦略に影響を与える可能性がある。
市場関係者は、同社の資金調達モデルやレバレッジの活用方法について厳しい目を向けている。
ルCEOは、指定した価格帯まで下落するまではバランスシートについて安全だと感じていると、改めて強調した。
同社は引き続き、財務の健全性を維持しながら仮想通貨市場での優位性を保つ方針だ。今後の価格動向と資金調達の行方が注目される。
日本のメタプラネットも同様の戦略を採用しており、比較されることが多い。
