米国の現物型リップル(XRP)ETFは16日、累積の純流入額が10億ドルを突破した。
これらのETFは、11月13日の取引開始以来、30営業日連続で資金流入を記録しており、一度も純流出がないという異例の安定した動きを示している。
15日単日では1089万ドルの資金が流入し、運用資産残高は約11億8000万ドルに達した。
この成長速度は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以外の仮想通貨ETFの中で最も速いカテゴリーとなっている。
ビットコインETFとは対照的な動き
仮想通貨市場で注目を集めているXRP現物ETFが、記録的な資金流入を達成した。
一方、ビットコインやイーサリアムの現物仮想通貨ETFは苦戦を強いられており、特に同日にはビットコインETFから約3億5770万ドルの大幅な資金流出が観測された。
これは直近1ヶ月で最大規模の流出額となり、市場の回転が加速していることを示唆している。
市場関係者によると、投資家はビットコインを中心とした主要通貨から、分散投資を求める動きを強めており、XRPは特に国際送金や決済分野での実用性が高く評価されている。
こうした背景から、短期的な価格変動を狙った投機ではなく、長期的な保有を前提とした安定した需要がXRP ETFに集まっていると分析される。
この傾向は、規制環境の改善が進む中で、機関投資家の参入を後押しする要因ともなっている。
ソラナなど他のアルトコインも堅調
アルトコインETFの勢いも止まらず、10月に上場を開始したソラナ(SOL)現物ETFは好調を維持している。
同日には約3520万ドルの資金流入を記録し、累積流入額は7億1130万ドル達した。
特定の取引日では、XRP ETFの流入額がビットコインETFを大幅に上回るケースも散見され、市場全体でアルトコインへのシフトが鮮明となっている。
背景には、長年の法的な不透明感が解消されつつある点が挙げられ、これにより機関投資家の関心が急速に高まっている。
ソラナは高速処理能力と低コストを武器にDeFiやNFT分野で存在感を発揮しており、こうした実需に基づく成長期待がETFを通じた投資を呼び込んでいる。
全体として、ビットコイン中心の市場から多様なアルトコインへの資金回転が進む中、ソラナやXRPのような資産が新たな主力として浮上しているようだ。
