Pump.fun、ミームコインローンパッド市場で再び首位に

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ミームコインのローンチパッド市場でPump.funが主導権を握る様子を象徴するロケットのイラスト

ミームコインローンチパッドのPump.funは20日、競合のFour.memeから市場の主導権を奪い返したことが判明した

市場シェアは95%に達し、ミームコイン作成プラットフォームとしての地位を再び固めている。

Bitjieのデータによると、Pump.funは現在、トークン発行から1日あたり約100万ドルの収益を上げている。これは、ローンチパッド市場全体の日間取引高が約1億ドルへと縮小する中で達成された。

トークンが十分な流動性を確保し、Raydiumのような主要な分散型取引所で取引可能になることを示す「Token graduation」の指標では、Pump.funは24時間で170件以上を記録。他の競合プラットフォームの活動はごくわずかであり、その差は歴然としている。

ミームコインローンチパッド首位奪還の背景

この状況は、10月初旬からの劇的な変化を意味する。

当時はBNBチェーンを基盤とするFour.memeがPump.funを凌駕していた。10月8日には、Four.memeの1日あたりの収益が410万ドルに達した一方で、Pump.funは約90万ドルと、過去2ヶ月で最低水準に落ち込んでいた。

Four.memeの急成長は、バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)元CEOのミームコインシーズンに関する発言が引き金となった一時的な熱狂に支えられていた。しかし、持続可能な基盤を欠いていたため、その勢いは長くは続かなかった。

業界アナリストは、暗号資産(仮想通貨)市場全体の投機活動が減速したことが、今回の主導権交代の大きな要因だと指摘する。市場が冷静さを取り戻すにつれ、ユーザーは目新しさよりも安定性を重視するようになった。

安定性が勝敗を分ける

Pump.funの強みは、その成熟したエコシステムにある。ソラナ(SOL)ブロックチェーン上に構築され、RaydiumやMeteoraといった取引インフラとのシームレスな統合を実現。これにより、ユーザーは安定したトークン発行の仕組みを利用できる。

また、ソラナ自体の技術的な改善もPump.funを後押しした。トランザクション処理能力の向上とトークン発行時の失敗率低下が、プラットフォームの信頼性を高めている。確立されたインフラとユーザーの忠誠心を持たなかった新規参入者とは対照的だ。

現在、すべてのプラットフォームで1日に発行されるトークンは約100件で、その大部分をPump.funが占める。この事実は、開発者やトレーダーが成功確率と流動性の高いプラットフォームに集中していることを示している。

Pump.funが優位に立っているものの、専門家はローンチパッド市場が依然として変動しやすいと警告。新たな機能や市場全体の状況次第で、ユーザーの関心は再び急速に変化する可能性を秘めている。

著者: 松田 明日香

暗号資産投資を2020年に始め、ビットコインやNFT、DeFiなど複数の分野で投資経験を有する。2025年1月にICOBenchに参加し、専門的な暗号資産ライティングを手掛けている。