ロビンフッドのイーサリアム(ETH)関連データによると、イーサリアム上の週刊ユニークステーブルコイン送信者数が30日、過去12ヶ月で指数関数的に増加したことが明らかになった。
この傾向は、ステーブルコインエコシステム全体で記録的な活動を示す複数のデータポイントによって裏付けられている。CoinCentralの報告によれば、月間のステーブルコイン送信者数は過去最高の2,520万人に急増し、普及の拡大を反映している。
また、Chainalysisの2025年世界導入指数もこの成長パターンを裏付けており、インドと米国が世界的な暗号資産(仮想通貨)の導入をリードしている。
成長を牽引する規制整備と機関投資家の関心
ステーブルコイン利用者の急増には、いくつかの要因がある。CEX.ioの2025年第3四半期ステーブルコインレポートによると、米国で包括的なステーブルコイン法案「Genius Act」が可決されたことで規制の明確性が高まり、機関投資家の信頼が向上した。
Amberdataの分析では、サークル社が規制に積極的に対応し、機関投資家との統合を進めたことで、USDCが主要プレーヤーにとって好まれるステーブルコインとしての地位を確立したと指摘している。特に決済業界からの関心が高まっており、USDCを好む傾向が強いという。
さらに、PayPalのPYUSD参入も成長に貢献しており、送金額は1月の約17億ドル(約2,584億円)から3月には37億ドル(約5,624億円)へと増加した。これはPayPalのユーザー基盤が着実に拡大していることを示している。
イーサリアムの圧倒的な市場支配力
イーサリアムは、依然としてステーブルコイン活動の主要なブロックチェーンとしての地位を維持している。イーサリアム上のステーブルコイン供給量は過去最高の1,650億ドル(約25兆800億円)に達し、市場シェアの57%を確保した。
2025年第3四半期のデータでは、オンチェーンでのステーブルコイン送金総額は過去最高の15兆6,000億ドル(約2,371兆2,000億円)に達したが、その70%はボットによる取引だった。
一方で、250ドル(約3万8,000円)未満の小口送金も9月に過去最高を記録しており、個人利用の広がりも確認できる。
市場は依然としてUSDTとUSDCに集中しており、第3四半期の新規供給量の84%を占めている。イーサリアムの今後の動向は、ステーブルコイン市場全体の発展に引き続き大きな影響を与えるだろう。
