ブロックチェーンのオラクルネットワークであるチェーンリンク(Chainlink)は11日、オンチェーンリザーブが28万LINKを超えたと明らかにした。
この動きは、ネットワークの持続可能な成長を目指す戦略の一環である。
RESERVE UPDATE
Today, the Chainlink Reserve has accumulated 43,034.62 LINK.
As of September 11th, the Chainlink Reserve holds a total of 280,048.69 LINK.https://t.co/oxMv5N3rFC
The Chainlink Reserve is designed to support the long-term growth and sustainability of the… pic.twitter.com/6vsPxIHXkd
— Chainlink (@chainlink) September 11, 2025
収益変換メカニズムでリザーブが急成長
チェーンリンクのリザーブは、ネットワークの長期的な成長と持続可能性を支えるために設計された戦略的な準備金だ。同社は8月7日の公式発表で、このリザーブの創設目的を明らかにしている。
大企業からのオフチェーン収益やオンチェーンのサービス利用料を、LINKの蓄積に充てる。
この仕組みの核となるのがペイメントアブストラクションと呼ばれるインフラだ。これにより、利用者はガス料金トークンやステーブルコインなど、好みの支払い方法でサービスを利用できる。
支払われた資産は、チェーンリンクのサービスと分散型取引所を通じて自動的にLINKに変換される。
11日の公式Xでの発表によると、新たに4万3034 LINKが追加され、リザーブ総額は28万48 LINKに達した。これは、9月4日に4万3937 LINKを追加し、総保有量が23万7000 LINKを超えた時点からのさらなる増加を示す。
供給削減と企業採用が価値向上の鍵
リザーブの成長は、企業の採用と収益変換メカニズムに直接結びついている。
チェーンリンクの公式情報によると、オンチェーン収益の約97%を分散型取引所Uniswap V3を通じてLINKに変換し、流通供給量を減らすことで人工的な希少性を創出している。
この体系的な蓄積は、ビットコインの半減期と同様の経済的圧力を生み出すことを意図している。チェーンリンクのセルゲイ・ナザロフ共同創設者とスティーブ・エリスCTOが主導するこの戦略は、持続可能性と市場の安定を目指すものだ。
企業の採用が大きな推進力となっており、特にマスターカードのような大手企業との提携が注目される。
これにより、LINKは2025年までに500億ドルを超えると予測されるRWAトークン化市場で、重要なインフラとして位置付けられている。リザーブ活動の透明性は、仮想通貨投資家の信頼を固める狙いもある。
加速する蓄積と長期的な価格戦略
リザーブへの蓄積は加速傾向にある。チェーンリンクの内部指標によれば、2025年第2四半期には4万3937 LINKが追加され、月間309%の成長を記録した。
供給管理戦略には、スマートコントラクトによるタイムロックや、総供給量の約0.03%を計画的に焼却する手法が含まれる。これにより、希少性を高め価格上昇の勢いを生み出す。
公式文書では、リザーブが初期段階ですでに100万ドル相当以上のLINKを蓄積したことが明かされている。今後、より多くの収益がLINKに変換されるにつれて、この蓄積は徐々に増加する見込みだ。
チェーンリンクはこの仕組みをフライホイールモデルと表現している。エコシステムの成長とトークン価値を連動させ、LINKを実用性に裏打ちされた資産として確立する。
注目すべきは、このリザーブ管理戦略を通じてLINKの価格を55ドルにすることを目指している点だ。リザーブは長期保有に重点を置き、意図的な供給削減によってトークン価値の安定と向上を図っている。
