テザーCEO、BTC売却報道を否定「移動しただけ」

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私たちを信頼する理由
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テザー(USDT)とビットコインのロゴが輝き、準備資産の安全性を象徴する金庫が描かれている画像。

世界最大のステーブルコイン発行企業であるテザー社は7日、暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)の保有量を売却したとの噂をCEOが公式に否定した

テザー社のパオロ・アルドイノCEOは、ソーシャルメディアへの投稿で「テザーは一切ビットコインを売却していない」と明言。同社が利益を「ビットコイン、金、土地」に割り当てるという既存の戦略を改めて強調した。

噂の発端と真相

今回の噂は、テザー社の2025年第1四半期および第2四半期の証明データを市場が誤って解釈したことに端を発する。

監査法人BDOが発行したデータでは、同社のビットコイン保有量が第1四半期の92,650 BTCから第2四半期には83,274 BTCに減少しているように見えた。

しかし、Jan3のサムソン・モウCEOがこの点について説明。テザー社は、6月に14,000 BTC、7月に5,800 BTCの合計19,800 BTCを、ビットコイン関連の別イニシアチブである「Twenty One Capital (XXI)」に移管していた。

この移管を考慮すると、テザー社のビットコイン純保有量は実際には増加している。

アルドイノ氏も、この資産は「売却されたのではなく、移動しただけ」であり、戦略的イニシアチブを支援するためテザー社の管理下にあり続けると強調した。

同社は以前、準備資産の多様化戦略の一環として、利益の15%をビットコインの購入に充てる方針を発表している。

テザー社の戦略的資産配分

市場の混乱は、証明報告書が特定の時点での資産状況を示すスナップショットであり、全ての資産移動を追跡する包括的な財務監査ではないことへの理解不足から生じた。

テザー社は世界最大のステーブルコインであるUSDTの発行者であるため、そのビットコイン保有動向は市場から高い関心を集めている。

アルドイノ氏の説明は、世界的な経済の不確実性の中で、デジタル資産(ビットコイン)、伝統的な安全資産(金)、現物資産(土地)にわたる同社の意図的な分散戦略を反映している。

同氏は特にビットコインを重視しており、その理由として「2,100万枚という供給量の固定」と「不変性」を挙げ、他の仮想通貨に対する優位性を指摘した。

テザー社がTwenty One Capitalのような別組織で資産を管理していることが市場に広く知られていなかったことも、今回の誤解を招いた一因と言える。

同社は最新の四半期決算で13億ドル(約1,924億円)という記録的な純利益を報告しており、この豊富な資金が今後の戦略的な資産配分を支えることになる。

著者: 佐山 美代子

2018年より仮想通貨投資を始め、同時に暗号資産ライターとしてキャリアをスタート。ビットコインをはじめとした主要仮想通貨の市場動向を追いながら、Web3.0分野のコンテンツ制作で豊富な経験を積んできました。専門性と読者理解を兼ね備えたライティングで、高品質な情報を提供します。