World Liberty Financial(ワールド・リバティ・ファイナンシャル)のネイティブトークンWLFIは1日、複数の主要な暗号資産(仮想通貨)取引所に上場した。
このプロジェクトは、トランプ一族に関連するブロックチェーン金融プラットフォームとして注目を集め、伝統的な金融と仮想通貨市場の橋渡しを目指す。
同トークンは9月1日に取引が開始され、初期の流通供給量は約246億6000万枚、総供給量は1000億枚となっている。
上場直後の取引価格は約0.30ドルで、時価総額は約75億ドルに到達。プロジェクトは2025年3月のプレセールで5億5000万ドルを調達していた。
WLFI is now live on Coinbase 🦅https://t.co/2dfxAOFBrp
— WLFI (@worldlibertyfi) September 1, 2025
巨大な時価総額の背景
その高い評価額の主な要因は、トランプ一族との政治的なつながりにある。
ブルームバーグの報道によると、エリック・トランプ氏とドナルド・トランプ・ジュニア氏が、WLFIトークンを保有する法人の役員に就任する予定であり、これが多くの関心を集めている。
取引所Bitgetの分析によれば、WLFIの価格が0.80ドルに達した場合、その時価総額は197億3000万ドルに達する可能性がある。
これは、アバランチ(AVAX)やチェーンリンク(LINK)といった既存の大型アルトコインを上回り、仮想通貨市場で11位に位置づけられる規模だ。
バイナンス、クラーケン、HTX、MEXCといった複数の大手海外仮想通貨取引所への同時上場は、即座に高い流動性とアクセス性をもたらした。取引開始後わずか30分で約1900万ドルの取引高を記録している。
さらに、WLFIトークンを保有するナスダック上場企業を設立し、15億ドルの資金調達を目指す計画も、市場の信頼感を高める一因となっている。
上場後の動向と市場への影響
WLFIは9月1日のローンチ後、中央集権型取引所(CEX)と分散型取引所(DEX)の両方で取り扱いが拡大。
DEXでは、イーサリアム基盤のユニスワップ、BSC基盤のパンケーキスワップ、ソラナ基盤のメテオラとレイディウムが対応している
一方で、オンチェーン分析を手がけるLookonchainのデータによると、仮想通貨プレセール参加者の一部は上場直後に利益を確定させる動きを見せた。
複数のウォレットから、それぞれ6000万、5300万、4600万ものWLFIがバイナンスに送金されている。
プレセールトークンのうち、上場時にロックが解除されたのは全体の20%にとどまり、流通量の制限が価格形成に一定の影響を与えている。
現時点での取引価格は約0.23ドルで、これに基づく時価総額は約63億ドル。これは仮想通貨市場全体で見ても上位30位前後に相当する規模である。
