暗号資産(仮想通貨)取引所最大手バイナンスが発行するバイナンスコイン(BNB)は20日、史上最高値となる880ドルを記録した。
前日比で約7%の上昇であり、7月下旬から続く約32%の上昇ラリーの頂点となった。この高騰により、BNBの時価総額は1215億ドルを超え、世界的な大手ブランドの評価額を上回る規模に達している。
BNB高騰の背景
価格上昇の主な要因として、ウォール街を中心とした機関投資家による買いの活発化が挙げられる。多くの機関がBNBを正当な資産クラスとして認識し始めたことが、価格を押し上げる一因となった。
また、バイナンスのエコシステム内での実用性が高まっていることも追い風となっている。
取引手数料の支払いやステーキング、新規プロジェクトへの参加など、BNBの用途が拡大したことで、そのファンダメンタルズ価値が強化された。
テクニカル面では、これまで抵抗線と見なされていた870ドルの水準を突破したことが、さらなる買いを呼び込んだ。デリバティブ市場も活況を呈しており、先物契約の建玉は過去最高の17億ドルに達している。
さらに、バイナンスが定期的に実施するトークンの自動バーンメカニズムが、供給量を減少させ需給バランスを好転させている。
BNBの今後と市場心理
市場心理は極めて強気に傾いており、SNS上では#BNBATH880というハッシュタグがトレンド入りするなど、盛り上がりを見せている。
コミュニティでは、2026年から2028年にかけて1000ドルから2500ドルを目指すとの楽観的な声も聞かれる。
アナリストの予測は多様だ。スタンダードチャータード銀行は2025年中に1000ドルを超えると予測する一方、一部では8月中に610.33ドルまで下落する可能性も指摘されていた。
一方で、一部の国における規制の不透明感や、バイナンス社内での人員削減といった懸念材料も存在する。
テクニカル分析では、684ドルから590ドルの範囲が重要なサポートレベルと見なされている。BNBが今後、880ドルの最高値を超える展開となれば、次の目標として1000ドルから1424ドルの価格帯が視野に入る可能性がある。
今回のBNBの高騰は、市場全体の動向とも連動しており、多くの投資家が仮想通貨投資への関心を高めている。
特に、BNBのような主要なアルトコインは、市場のリーダーであるビットコインに次ぐ投資先として注目を集めている。

