ジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙開発企業ブルーオリジンは11日、宇宙旅行の支払いに暗号資産(仮想通貨)を受け付けることを明らかにした。
この取り組みは決済処理企業Shift4 Paymentsとの提携により実現した。
Shift4 is fueling the future of commerce – on Earth and beyond. 🌍🚀
We've partnered with @blueorigin to enable cryptocurrency and stablecoin payments for spaceflights aboard New Shepard. It’s a bold step forward in expanding where and how crypto can be used.
Crypto payments,… pic.twitter.com/oY6Lr4wF64
— Shift4 (@Shift4) August 11, 2025
仮想通貨決済導入の背景
顧客は同社の宇宙船ニューシェパードの座席を、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)などで購入できる。
対象となる仮想通貨には、ステーブルコインであるテザー(USDT)やUSDコイン(USDC)も含まれる。
メタマスクやコインベースといった主要なウォレットからの直接支払いが可能で、座席確保には最低15万ドルの保証金が必要だ。
今回の提携は、成熟する仮想通貨市場と技術の進歩を反映している。
Shift4のアレックス・ウィルソン仮想通貨部門責任者は、仮想通貨市場を4兆ドル規模の資産クラスと評し、決済分野での大きな可能性を指摘する。
高額商品への決済手段としてデジタル資産を採用する動きは、機関投資家の間で広がりを見せている。
法定通貨への両替を介さず、デジタル資産で直接取引したいという海外の仮想通貨保有者からの需要が、導入を後押しした。
Shift4が開発した決済インフラは、即時の国際取引と米ドルでの迅速な決済を可能にし、従来の決済システムの限界を克服する。
この動きは、宇宙分野での金融包摂を拡大する狙いもある。
宇宙開発とブロックチェーンの融合
宇宙開発とブロックチェーン技術の融合は、決済システム以外にも広がっている。
2022年には、デジタルコレクティブルブランドAzukiのキャラクターがNASAのミッションの一環として国際宇宙ステーションに送られた事例もある。
技術面では、2020年にSpacechainが国際宇宙ステーションからビットコインのマルチシグネチャ取引を成功させた。
これにより、ブロックチェーンが地球外でも機能することが証明された。
Shift4のテイラー・ローバーCEOは地球を超えて商取引に革命を起こすというビジョンを広げると述べ、宇宙開発とデジタル決済の発展が戦略的に一致することを強調した。
この提携は、ブルーオリジンが仮想通貨ユーザー層へアプローチする良い機会だ。
このような動きは、将来的な仮想通貨投資の新たな形を示す事例となる。
