暗号資産(仮想通貨)調査機関のYZi Labsは29日、バイナンスコイン(BNB)の総供給量が1億枚を上限としており、これまでに6400万枚以上が永久削除されたとする報告書を公表した。
報告書によると、BNBの保有構造は高度に分散化されている。全体の約66~67%は取引所または自己管理ウォレットで保管する一般保有者が占め、約27%はプログラムによる削除用としてBNB財団が保有する。
バイナンスの保有分は全体の約4~5%で、創業者のチャンポン・ジャオ氏の個人保有は全体の1%未満だという。
歴史的供給量の3割超を永久削除
BNBは2017年7月にイーサリアムブロックチェーン上のERC-20トークンとして誕生し、その後独自のブロックチェーンに移行した。当初の総供給量は2億枚だったが、最終的に1億枚まで削減する計画を進めている。
29日時点のBNB価格は約1115ドルで、削除されたトークンの価値は約720億ドル(約10兆9440億円)に達する。時価総額は約1540億ドルで、仮想通貨市場全体の約3%を占める。
報告書はまた、ジャオ氏が最近恩赦を受けたことについて「市場に強い好材料のシグナルを送り、北米さらには世界的なBNBの普及と応用に大きな機会を生み出している」と評価した。
時価総額ランキングで5位に位置するBNBは、分散型の保有構造とデフレ設計により、他の仮想通貨が苦戦する中でも市場の下落局面に耐え、新高値を更新してきたという。
