ドナルド・トランプ大統領は9日、中国からの輸入品に対し104%の関税を課す方針を発表した。
この発表を受け、米国株式市場は大幅に下落。その影響は暗号資産(仮想通貨)市場にも波及している。
ビットコイン(BTC)は7万7000ドルを下回り、米ドルや金などの安全資産の下落と連動。一方、ソラナ(SOL)基盤のミームコイン「Fartcoin」は一時0.53ドルに落ち込んだものの、直後に6%反発し0.56ドルで推移している。
トランプの貿易戦争が104%関税で激化
トランプ大統領の貿易戦争は激化し、世界金融市場に休息の隙を与えていない。米国株は一日の大反転を記録し、S&P500指数は4%上昇した後、一転して3%下落し取引を終えた。
米ホワイトハウスは、中国向け104%の関税が水曜深夜に施行されると確認した。これに対し中国側は譲歩せず、追加の報復関税が発表される可能性がある。同時に、カナダのマーク・カーニー首相は特定の輸入品に対し25%の対抗関税を実施すると発表した。
専門家は、中国が新たな報復関税を発表すれば、今後数日でさらなる市場下落が見込まれると指摘している。
Fartcoinの価格は強靭さを示す—どこまで上昇するか
Fartcoinは、市場全体の不透明感の中でも強固な動きを示し、一部の専門家はこれを過去の市場暴落時に注目された金債券と比較している。
一時的な下落後、6%反発し、現在0.56ドルで推移している。
特に注目すべきは、同ソラナのミームコインがカップアンドハンドル(株価チャートで見られる底値形成パターン)を形成している点だ。
これにより、今後1ドルまで爆発的に上昇する可能性が示唆されるが、投資家は0.63~0.64ドルのレジスタンスゾーン突破まで購入を控えるべきとの見方もある。
Solaxy(SOLX):今買うべき最良のソラナミームコインか
Fartcoinの購入が控えられる中、投資家は2025年上場予定の新興ミームコイン「Solaxy(SOLX)」への投資を継続している。
ソラナ初の主要なレイヤー2チェーンと位置づけられる本プロジェクトは、現在実施中の仮想通貨プレセールで総額2900万ドルを超える資金を調達している。
Solaxyは、取引量の増加により問題となっているソラナのネットワーク混雑を解消するために設計されたレイヤー2ソリューションだ。
ビットコインやイーサリアム(ETH)のトップレイヤー2プロジェクトが数十億ドル規模の評価額を有することから、プレセール中のSOLXは過小評価されている可能性が指摘され、専門家は「次に10倍成長が期待できる仮想通貨」と予測している。