GSTはMove-to-EarnアプリSTEPN(ステップン)で使われる仮想通貨です。歩いたり走ったりすることで仮想通貨を獲得できる斬新な機能が日本国内でも注目を集め、STEPNのユーティリティトークンであるGSTにも注目が集まっています。
そこで本記事では、GSTの特徴やSTEPNでの使われ方、価格動向、買い方まで幅広く解説していきます。GSTについての理解を深めると共に投資にも活用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨GSTとは?
仮想通貨GST(グリーンサトシトークン)はムーブ・トゥ・アーン(Move-to-Earn/M2E)アプリSTEPN(ステップン)で使われる仮想通貨です。ユーザーはNFTスニーカーを履いて歩くことでGSTコインを獲得できます。GSTはSolana(ソラナ)、BNBチェーン、Ethereum(イーサリアム)の3つのブロックチェーン上で発行され、ゲーム内通貨としてスニーカーの修理やレベルアップなどに使用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | グリーンサトシトークン |
ティッカーシンボル | GST |
用途 | STEPNアプリ内での使用 |
獲得方法 | STEPNアプリでNFTスニーカーを履いて動く/取引所で購入 |
対応ブロックチェーン | Solana(ソラナ)、BNBチェーン、Ethereum(イーサリアム) |
発行上限 | なし (運営側がコントロール) |
仮想通貨GSTの特徴
ここからは以下のGSTの特徴を詳しく解説していきます。
- Move-to-Earnの先駆け
- マルチチェーン対応による高い流動性
- 発行上限が無い
Move-to-Earnの先駆け
GSTはムーブ・トゥ・アーン(Move-to-Earn/M2E)というコンセプトの先駆けとなったNFTゲーム「STEPN」のユーティリティトークンです。大量の機器が複雑な計算をすることで仮想通貨を得ることを仮想通貨のマイニングと呼びますが、STEPNはユーザーが歩いたり走ったりすることで仮想通貨を獲得できるアプリケーションとなっています。これにより健康促進と経済的インセンティブ、メタバース要素を組み合わせた革新的なモデルを確立しました。
GSTはこのSTEPNエコシステム内で重要な役割を果たし、ユーザーの活動に対する報酬やゲーム内での様々な機能に使用されることで、Move-to-Earnの実現に不可欠な草コインとなっています。
マルチチェーン対応による高い流動性
GSTは複数のブロックチェーンに対応したマルチチェーンなアルトコインとして設計されています。具体的には、Solana(ソラナ)、BNBチェーン、Ethereum(イーサリアム)の3つのブロックチェーン上で発行されています。このマルチチェーン戦略によりGSTには以下のような利点があります。
- 高い流動性:複数の取引所や分散型取引所(DEX)でGSTを取引できるため、流動性が向上する
- 取引コストが抑えられる:ユーザーはその時々で最も手数料の安いチェーンを選択して取引することができる
- 相互運用性:異なるブロックチェーン間でのトークンの移動が可能となり、ユーザーの利便性が高い
- リスク分散:単一のブロックチェーンに依存せず、複数のチェーンに分散することでリスクを軽減している
実際には仮想通貨GSTはイーサリアムやBNBチェーンより、将来性の高いソラナチェーンの方が利用率は高くなっています。
発行上限が無い
GSTの最も特徴的な点の一つは、発行上限が設定されていないことです。ビットコインを始めとした多くの仮想通貨は総発行枚数が決まっていますが、STEPNの持続可能性と成長を支える上で、発行上限が無いことは重要な要素となっています。
発行上限がないことによる主な利点は以下の3点です。
- エコシステムの拡張性:ユーザー数が増加しても、十分なトークン供給を維持できるため、STEPNプラットフォームの成長に柔軟に対応できる
- インフレ管理の柔軟性:発行量を状況に応じて調整し、ゲーム内でのトークン消費(バーン)と組み合わせることで、効果的なインフレーション管理が可能に
- 参入障壁の低下:新規ユーザーがSTEPNに参加しやすくなり、プラットフォームの普及を促進
ただし無制限発行には慎重な管理が必要です。STEPNチームはトークンの発行量とバーン量を常にモニタリングし、GSTの健全性を維持するための調整を行っています。
ステップン(STEPN)でのGSTの具体的な用途・役割
ステップン(STEPN)内において仮想通貨GSTは様々な場面で使われていますが、ここでは主要な7つを順番に解説していきます。
- NFTスニーカーの修理に使用
- レベルアップに必要なコストとして消費
- ジェムの購入や強化に活用
- ミステリーボックスの開封に利用
- 新しいNFTスニーカーのミント(生成)に使用
- マーケットプレイスでの取引手数料の支払い
- 他の仮想通貨や法定通貨への交換
①:NFTスニーカーの修理に使用
STEPNにおいて、GSTトークンはNFTスニーカーの修理に重要な役割を果たしています。
ユーザーがアプリを使用して歩行や走行を行うと、NFTスニーカーの耐久性が徐々に低下します。耐久性が50%を下回るとスニーカーの効率が90%に、20%を下回ると10%にまで低下してしまいます。これを防ぐためユーザーは定期的にGSTを消費してスニーカーを修理する必要があります。
修理コストはスニーカーのレベルや品質に応じて上昇し、現在は獲得したGSTの約20%を修理に充てる必要があるとされています。この仕組みによりユーザーは常にGSTを消費し続けることになり、トークンの循環が促進されます。
またスニーカーの「Resilience(耐久性)」属性が高いほど、耐久性の低下速度が遅くなるため、修理頻度を抑えることができます。
このようにGSTはゲーム内経済の重要な要素として機能し、ユーザーの継続的な参加とトークンの流通を支えています。
②:レベルアップに必要なコストとして消費
GSTトークンはNFTスニーカーのレベルアップに不可欠な要素です。レベルアップコストはスニーカーの現在のレベルに応じて変動し、基本的にはレベルと同じ数のGSTが必要となります。
以下の表は、主要なレベルアップに必要なコストと時間をまとめたものです。
レベルアップ | GSTコスト | GMTコスト | 必要時間 |
---|---|---|---|
0→1 | 1 | 0 | 1時間 |
4→5 | 10 | 10 | 5時間 |
9→10 | 30 | 30 | 10時間 |
19→20 | 60 | 60 | 20時間 |
29→30 | 100 | 100 | 30時間 |
レベルアップには時間もかかり、目標のレベルと同じ時間が必要です。例えばレベル15から16に上げるには16時間かかります。
このGST消費システムは、トークンの循環を促進する重要な役割を果たしています。ユーザーは常にGSTを獲得し、それをレベルアップに投資することでより高い報酬を得られるようになります。同時にこのシステムはGSTの需要を維持し、その価値を支える効果があります。
効率的なレベルアップ戦略を立てるには、必要なGSTとGMTの量、かかる時間、そして得られる利益を慎重に検討することが重要なため、この高いゲーム性がSTEPNユーザーを魅了しています。
③:ジェムの購入や強化に活用
GSTはジェムの購入や強化にも使われます。ジェムはスニーカーの属性値を強化するアイテムで、マーケットプレイスでGSTを使って購入できます。
ジェムには4種類あり、それぞれ対応する属性値を上昇させます。
ジェムの色 | 強化する属性 | 効果 |
---|---|---|
黄 | Efficiency | GSTの獲得効率上昇 |
水色 | Luck | ミステリーボックスのドロップ率上昇 |
赤 | Comfort | GMTの獲得効率上昇、HP減少抑制 |
紫 | Resilience | スニーカーの耐久性低下抑制 |
ジェムのアップグレードには失敗のリスクがあり、失敗するとジェムと消費したGSTが失われます。成功率はレベルによって異なり、レベル1→2は35%、レベル2→3は55%といった具合です。
ジェムの購入や強化を通じてプレイヤーは継続的にGSTを消費することになりますが、これによりGSTの需要が生まれ、トークンの循環が促進されています。
④:ミステリーボックスの開封に利用
ミステリーボックスの開封にもGSTは必要になってきます。ミステリーボックスはプレイ中にランダムで獲得できる宝箱で、中にはジェムやミントスクロールなどの貴重なアイテムが入っています。
ミステリーボックスには10段階のレベルがあり、レベルが高いほど中身が豪華になります。しかし開封にはGSTと待機時間が必要です。
例えばレベル1のミステリーボックスは48時間の待機時間と5GSTの開封費用が必要です。一方最高レベルのレベル10ミステリーボックスは432時間(18日)の待機時間と2699GSTもの開封費用がかかります。
待機時間を短縮したい場合は、追加でGSTを支払うことで即時開封が可能です。これをブースト費用と呼びます。時間経過とともにブースト費用は減少していきますが、最低でもベース費用は必要となります。
ミステリーボックスは最大4つまで所持でき、4つ所持している状態では新たなミステリーボックスを獲得できません。そのため効率的なGST管理と開封タイミングの判断が重要になります。
高レベルのミステリーボックスほど豪華な報酬が期待できるため、多くのプレイヤーがGSTを貯めて開封に挑戦しています。
⑤:新しいNFTスニーカーのミント(生成)に使用
GSTは新しいNFTスニーカーのミント(生成)においても必須となってきます。NFTを新規発行することを「ミント」と呼びますが、ここでのミントは既存の2つのスニーカーを組み合わせて新しいスニーカーを作り出すことを指します。
ミントを行うには、以下の条件を満たす必要があります。
- レベル5以上のスニーカーを2足用意する
- 各スニーカーのミント回数が上限(7回)に達していない
- 前回のミントから72時間以上経過している
- スニーカーの耐久性が最大(100/100)である
- 必要なGSTとGMTを所持している
- ミントスクロールを所持している
ミントに必要なGSTとGMTの量は、スニーカーの品質とミント回数によって異なります。例えば、コモン品質のスニーカー(ミント回数1回以下)の場合、1足あたり180GSTと20GMTが必要です。
ミントを行うとシューボックスが生成されます。このボックスを開封すると新しいNFTスニーカーが出現します。生成されるスニーカーの品質は親となるスニーカーの品質や特性によって確率的に決定されます。
このシステムによりプレイヤーは継続的にGSTを消費し、新しいスニーカーを生成する動機付けとなっていることから、GSTの需要を維持する役割を果たしています。
⑥:マーケットプレイスでの取引手数料の支払い
STEPNのマーケットプレイスでの取引手数料の支払いにもGSTが使われます。具体的にはNFTスニーカーの売買やジェム、その他のアイテムの取引の際に取引手数料が発生します。
GSTを取引手数料として使用することで以下のような利点があります。
- NFTスニーカーやジェムなどのアイテム取引時に、GSTで手数料を支払うことでプラットフォームの運営コストが賄われる
- 取引手数料としてのGST使用はトークンの需要を創出し、その価値を維持する役割を果たす
- 徴収されたGSTの一部は開発やメンテナンスに使用され、STEPNの持続可能性を確保している
このようにGSTはマーケットプレイスでの取引手数料支払いを通じて、STEPNの健全性と成長に貢献しています。ユーザーは取引手数料を支払うことで、プラットフォームの発展にも間接的に寄与していることになります。
⑦:他の仮想通貨や法定通貨への交換
STEPNで獲得したGSTは、他の仮想通貨や法定通貨に交換することができます。GSTの交換は以下のような特徴と利点があります。
- GSTはSTEPNアプリ内でSOLやUSDCなどの他の仮想通貨に交換でき、より安定した資産への移行が可能
- 暗号資産(仮想通貨)取引所を介してGSTを法定通貨に換金することで、実際の収入として利用することができる
この交換機能により、STEPNは単なるゲームアプリではなく実際の経済的価値を生み出すプラットフォームとなっています。ユーザーは自身の健康増進活動を通じて得たGSTを、様々な形で活用することができます。
GMTとGSTの違いについて
GMT(グリーンメタバーストークン)とGSTはどちらもSTEPNで使用される主要なトークンです。GMTとGSTはお互いに異なる役割と特徴を持っていますが、違いがわかりにくいため以下に表でまとめました。
特徴 | GMT | GST |
---|---|---|
タイプ | ガバナンストークン | ユーティリティトークン |
発行上限 | 60億枚 | なし |
主な用途 | ガバナンス参加、高レベルアップグレード | ゲーム内通貨 |
主な取得方法 | 取引所での購入、GSTとの交換 | Move-to-Earnで獲得、取引所での購入 |
GMTは発行上限が60億個に設定されており、これによりエルフトークンのように希少性を高められるメリットがあります。
そんなGMTの主な用途は以下の通り。
- ガバナンス参加:STEPNの重要な決定に対する投票権を行使できる
- 高レベルNFTの生成:レア度の高い靴を生成するためのミント(合成)に使用される
- プレミアム機能へのアクセス:レベル30以上の靴でGMTアーニングが可能になるなど、高度な機能が解放される
一方でGSTはSTEPN内のユーティリティトークンとして機能します。ユーティリティトークンは特定のコミュニティや、サービスなどを利用できるトークンのことです。
GSTには発行上限がなく、ユーザーはMove-to-Earnシステムを通じて継続的に獲得することができます。GSTはゲーム内通貨として使用され、NFTスニーカーの修理やレベルアップ、ミントなどの基本的な機能に利用されます。
GMTがプロジェクトの長期的な発展と戦略的決定に関与する機会を提供する一方、GSTは日々のアクティビティとゲーム内経済の循環を支える役割を果たしていると考えると理解しやすいです。
仮想通貨GSTの価格動向
仮想通貨であるGSTの価格はSTEPNアプリのユーザー数や利用状況に大きく影響を受けています。以下に最もメジャーなソラナチェーン上のGSTの価格動向(1ドル150円)と、そうなった要因をまとめました。
期間 | 価格変動 | 主な要因 |
---|---|---|
2022年4月 | 最高値1,354円を記録 | STEPNアプリの人気急上昇 |
2022年5月〜12月 | 3円台まで下落 | 仮想通貨市場全体の下落傾向 |
2023年1月〜6月 | 1.5〜4.5円で推移 | ユーザー数の安定化 |
2023年7月〜12月 | 3円前後で横ばい | 新機能追加によるユーザー維持 |
2024年1月〜2月 | 1.5円台で推移 | 競合サービスの台頭 |
2024年3月 | 15円台まで急上昇 | ビットコイン価格の高騰に連動 |
2024年4月〜10月 | 3〜4.5円で推移 | 市場全体の調整局面 |
2022年4月にSTEPNの人気が急上昇した際には1GSTの価格は1,000円超えを記録しましたが、その後は仮想通貨市場全体の下落傾向に伴い価格が大幅に下がりました。
参考:Green Satoshi Token (SOL)(GST)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap
2023年以降はSTEPNのユーザー数が安定化し、新機能の追加などによりユーザーの維持に成功したことで、価格も比較的安定した推移を見せています。2024年初頭は競合サービスの台頭により若干の下落傾向が見られましたが、3月にはビットコインETFによる仮想通貨市場全体の価格の高騰に連動して急上昇し、15円台まで回復しました。
その後市場全体の調整局面に入り、GSTの現在価格としては3〜4.5円の範囲で推移しています。この急激な価格変動はGSTが仮想通貨市場全体の動向に強く影響を受けやすいことを示しています。
GSTの価格はSTEPNの今後の開発状況や仮想通貨のエアドロップのようなマーケティング戦略、さらには仮想通貨市場全体の動向に左右される可能性が高いです。
特にビットコインのような主要仮想通貨の価格動向がGSTにも大きな影響を与える可能性があることが、2024年3月の急上昇からも明らかになりました。よってGST価格を追う際はこれらの要因を今後も注視する必要があります。
仮想通貨GSTの買い方・購入方法
日本人がSTEPNのGSTを購入するには海外取引所やDEXを利用する必要があるため、買うのが難しいと思われる初心者の方も多いかと思います。ここでは海外取引所を使った仮想通貨の買い方を4ステップにわけて解説するので、GSTを買いたい方は順番に進めていってください。
- 国内取引所での準備
- 海外取引所への送金
- GSTの購入
- ウォレットへの移動
ステップ①:国内取引所での準備
GSTを購入するための第一歩は、国内の仮想通貨取引所で準備を整えることです。以下の手順に従って進めてください。
- 信頼できる取引所(GMOコイン、bitFlyer、Coincheckなど)を選択する
- 公式サイトから新規口座開設の手続きを行う
- 本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)を提出する
- 審査完了を待つ(通常1〜3営業日程度)
- 日本円を入金し、ビットコインなどの中間通貨を購入する
中間通貨ですが、初心者の方は流動性が高く通貨ペアが多いビットコインがおすすめ仮想通貨となります。
ステップ②:海外取引所への送金
国内取引所での準備が整ったら、次は海外取引所への送金を行います。GSTは主に海外の取引所で取り扱われているためこの手順が必要です。
以下の手順に従って進めましょう。
- GSTを取り扱う海外取引所(Bybitなど)で口座を開設する
- 海外取引所の本人確認手続きを完了する
- 国内取引所で購入した中間通貨(ビットコインなど)の送金先アドレスを確認する
- 国内取引所から海外取引所のウォレットアドレスに中間通貨を送金する
- 送金完了後、海外取引所で中間通貨をUSDTなどのステーブルコインに交換する
送金の際は、必ず正しいアドレスとネットワークを選択していることを確認してください。ここでは中間通貨で直接GSTにはできないため、一旦ステーブルコインに変えています。
ステーブルコインは迷ったら一番メジャーで通貨ペアが多いUSDT(テザー)を選ぶことをおすすめします。
ステップ③:GSTの購入
海外取引所への送金が完了したら、いよいよGSTを購入します。以下の手順に従って進めましょう。
- 取引所内でGSTの取引ペア(例:GST/USDT)を探す
- 現在のGST価格と取引量を確認する
- 購入したい数量と価格を入力し、注文タイプ(成行or指値)を選択する
- 注文内容を最終確認し、購入ボタンをクリックする
- 取引履歴で注文の成立を確認する
GSTの価格は変動が激しいため、市場の動向を見極めて購入タイミングを決めることが重要です。購入したGSTは、取引所のウォレットに保管されます。
ステップ④:ウォレットへの移動
購入したGSTは、用途に応じて適切な仮想通貨ウォレットに移動させましょう。
STEPNでGSTを使う場合は以下の手順に沿ってください。
- STEPNアプリをダウンロードし、アカウントを作成する
- アプリ内のウォレットアドレスを確認する
- 取引所からSTEPNウォレットアドレスにGSTを送金する
- 送金完了後、STEPNアプリ内でGSTの残高を確認する
もし投資目的の場合はSTEPNに送る必要は無いですが、海外取引所内のウォレットとは別に信頼性の高いウォレットを用意することをおすすめします。以下の2つはセキュリティの高いホットウォレットとして有名です。
- メタマスク(MetaMask):イーサリアム系仮想通貨とNFTを管理するウォレットで、DAppsとの連携やマルチチェーン対応が特徴
- ベストウォレット(Best Wallet):複数の仮想通貨に対応したウェブベースのウォレットで、セキュリティと使いやすさは業界ピカイチ
当サイトICOBenchでおすすめしているウォレットは、使いやすさと安全性の両立の観点からBest Walletになるため、迷ったらこちらを使いましょう。インターネットにつながっていない環境で保管したい場合は別途コールドウォレットを検討してください。
ウォレットを決めたら以下の順番で進めてください。
- ウォレットをインストールし、シードフレーズを安全に保管する
- ウォレットアドレスを確認し、取引所からGSTを送金する
- 送金完了後、ウォレット内でGSTの残高を確認する
以上の手順を踏むことで日本人でもGSTを購入し、適切に管理することができます。ただしステーブルコインとGSTに交換する課程で、仮想通貨の税金が発生する可能性があります。
保有に関する税務上の取り扱いについても、最新の情報を確認することをおすすめします。
仮想通貨GSTの将来性について
GSTの将来性や今後は明るいのか暗いのか、以下3点より解説します。
- Move-to-Earnモデルの先駆者としての地位
- 強力なコミュニティサポート
- 規制リスク
Move-to-Earnモデルの先駆者としての地位
昨今は「Step App」や「Calo Run」といったSTEPNのライバルとなるMove-to-Earnプロジェクトが起こされていますが、以下の理由からGSTが使われるSTEPNはMove-to-Earnモデルの先駆者として確固たる地位を築いています。
- 強力な投資家バックアップで総額500万ドルの投資を受けている
- 複数のブロックチェーンに対応
- アディダスやアシックスなど、大手スポーツブランドとの提携を実現
- 継続的な機能追加
STEPNは先見性ある仕組みを誰よりも早く導入したことにより、その仮想通貨であるGSTも継続的な成長と拡大の可能性を秘めています。
ICO仮想通貨を見ても、ユニークで実用性のあるものは長期的に価格が上昇する傾向にあるので、GSTの今後も期待されています。NFTの価値を裏付けるエンジンコインの将来性も間接的に影響してくると言えるでしょう。
強力なコミュニティサポート
GSTの成功を支える重要な要素の一つが、強力なコミュニティサポートです。
2024年現在Discordサーバーには20万人以上のメンバーが参加し、活発な議論や情報交換が行われています。このコミュニティでは開発チームとユーザーが直接対話し、フィードバックや改善提案を共有しています。こうした双方向のコミュニケーションにより、ユーザーのニーズに即した機能改善や新機能の追加が実現しています。
さらにコミュニティメンバーによる自発的なマーケティング活動も、GSTの認知度向上に貢献しています。SNSでの投稿やブログ記事の執筆、口コミによる紹介など、ユーザー主導のプロモーションが新規参加者の獲得につながっています。
これらのコミュニティの積極的な活動は、上場予定の仮想通貨のような勢いのある仮想通貨プロジェクトでもなかなか見られるものではないため、GSTの将来的な成長と拡大への原動力となっています。
規制リスク
GSTは他の仮想通貨と同様に規制リスクに直面していることは、将来性を考える際に注視しておく必要があります。各国の規制当局が仮想通貨に対する監視を強化する中、GSTの事業モデルが法的精査の対象となる可能性があります。
具体例として、以下のようなリスクが挙げられます。
- トークン分類の問題:GSTが証券として分類される可能性があり、厳格な規制下に置かれる恐れ
- 税務上の取り扱い:Move-to-Earnモデルによる報酬が課税対象となり、ユーザーや企業に追加の税負担が生じる可能性
- データプライバシー規制:ユーザーの運動データ収集が個人情報保護法に抵触する恐れ
これらの規制リスクに適切に対応しコンプライアンスを確保することが、GSTの長期的な成功と普及にとって重要な課題となっています。
仮想通貨GSTのまとめ
本記事ではGSTの特徴やSTEPNでの使われ方、価格動向、買い方まで幅広く解説してきました。
STEPN(ステップン)のユーティリティトークンであるGSTの現在価格は調整局面に入っており横ばいが続いていますが、今後仮想通貨市場が盛り上がるに従って2024年3月のように再び価格が急上昇し、仮想通貨の1000倍銘柄の仲間入りする可能性もあります。
今のうちにGSTを購入してガチホ(長期保有)しておき、稼ぐタイミングを逃さないようにしましょう。