中国の国務院関税委員会は11日、ドナルド・トランプ大統領が中国製品に対する関税を145%に引き上げる決定を下したことへの対抗措置として、米国からの輸入品に125%の関税を課すと発表。ビットコイン(BTC)は大幅な売り圧力に直面している。
「デジタルゴールド」神話が揺らぐ
アナリストらは以前から、ビットコインを金と同様にインフレやマクロ経済の変動に対するヘッジ手段として評価してきた。
トランプ大統領が世界に対する関税攻撃を開始して以来、世界の金融市場を襲った売り圧力の波にビットコインは耐えきれていない状況だ。
Google Financeのデータによると、S&P 500指数は過去1週間で11%以上急落。同期間中、ダウ工業株30種平均は9%以上、ナスダック総合指数は12%以上下落している。
ビットコインも同期間に9%以上下落して70,000ドル台前半まで下落したが、金は過去最高値で取引されている。そのため、「デジタルゴールド」としての評判が試されている。
新たなICO 仮想通貨が注目を集める
トランプ大統領と中国の習近平国家主席のどちらも譲歩する兆しがない中、ビットコインの価格が売り圧力で下落していることから、新たなICO 仮想通貨であるBTC Bull Token(BTCBULL)がより良い選択肢になる可能性が期待されている。
このミームコインは、プレセール中の投資家に市場変動からの保護を提供するだけでなく、保有者に無料のビットコインも報酬として提供する。
同プロジェクトは、ビットコインのエアドロップやBTCBULLトークンのバーンをトリガーする特定の価格マイルストーンを設定。
ビットコイン価格が15万ドル(約2,145万円)に達した時にエアドロップが開始され、その後市場リーダーの価格が5万ドル上昇するごとに繰り返される。
また、BTCBULLトークンのバーンは、ビットコインの価格が12.5万ドルから始まり、2.5万ドル上昇するごとに発生する。
BTCBULLの価格は、現在0.00246ドルで、投資家にビットコインを直接購入するよりもはるかに安価なBTC露出を得る方法を提供している。
72万5,000人以上の登録者を持つ人気YouTubeチャンネル「99Bitcoins」は、BTCBULLが発売後に10倍に急上昇する可能性があると予測している。
今回の米中貿易戦争の激化により、「デジタルゴールド」としてのビットコインの役割が改めて問われる状況となっている。市場の混乱が続く中、投資家たちはビットコインへの直接投資とBTCBULLのような関連トークンの両方に注目している。