ビットコイン(BTC)は9日、過去24時間で4.7%下落し、7万6000ドル付近の価格帯を推移している。
1月20日に記録した史上最高値から約30%下落しているにもかかわらず、短期・長期のBTC保有者は買い増しを続けている状況だ。
本記事では、ビットコインの蓄積フェーズに入り上昇準備が整いつつあることを示す最新の購入データを詳述する。また、現市場環境下において優良アルトコインへの投資が賢明な選択となる可能性について解説する。
短期・長期保有者ともにビットコイン蓄積フェーズへ
155日未満の短期保有者は4月初めの5日間で1万5000BTCを追加購入した。一方、長期保有者は2月初めから40万BTCを買い増している。これら新規購入により、短期保有者は現在約370万ビットコイン、長期保有者は1350万BTCを保有している計算だ。
特に注目すべきは短期保有者の買い増し行動である。通常、短期保有者は相場下落時に売却し、回復の兆しが見える場合にのみ買い増す傾向があるが、ビットコインは異なる動きを示している。短期保有者が長期保有者の性質を併せ持つことは、急速な価格回復が近いことを示唆している。
ビットコインが10万ドル回復する可能性
トランプ前大統領の関税政策がビットコイン投資家にとって励みとなる可能性がある。米国株式市場で大幅な下落が見られる一方、ビットコインは他経済指標との相関性が低下している兆候を示している。
S&P500指数は今週に10%以上下落し、金は関税発表後に4.8%下落。現在は7万6000ドルで取引されている。
これにより「金が先導し、ビットコインが追随する」という見解が再燃している。2019年の強気相場では金が年央に15%上昇した後、2020年にビットコインが344%も高騰した。ビットコインが10万ドルを回復すれば、金からビットコインへのリーダーシップ移行が期待される。
マイクロストラテジーのマイケル・セイラー戦略担当会長は、ビットコインが現関税戦争の影響を受けにくいと指摘した。ビットコインはデジタル資産であるため国境を越えた課税対象とならず、直接的な関税の影響を回避できるとしている。
現在注目すべき有望なアルトコイン
現在、仮想通貨市場への参入は絶好の機会となっている。特にアルトコインやミームコインは低コストで参入でき、高い成長潜在性を持つため収益性の高いセグメントといえる。
以下は現時点で投資検討すべき有望な仮想通貨である。
1. BTC Bull Token(BTCBULL)
ビットコインの成長には疑いの余地がないが、さらなる利益追求の場合はBTC Bull Tokenが有望だ。BTCBULLはトークン保有者に無料でビットコインを配布する独自の報酬システムを備えている。
2. Solaxy(SOLX)
Solaxyはミームコインの要素を持ちながら革新的なミッションを掲げる仮想通貨だ。SOLXはソラナ(SOL)で初のレイヤー2を構築することを目指している。マルチチェーントークンとして、イーサリアムの流動性を活用し、ソラナの取引をオフチェーンで処理する計画である。
3. FirstBroccoli(BROCCOLI)
BROCCOLIはバイナンスの前CEOであるCZのペット犬に着想を得たミームコインである。約1ヶ月で500%以上上昇し、過去7日間では70%以上上昇している。現在0.01311ドルで取引されており、良好な参入価格といえる。
専門家はビットコインの将来に前向きな見通しを示す一方、仮想通貨市場の変動性の高さを強調している。常に堅実な投資戦略を心掛け、自己責任での投資判断が求められる。