OnlyFans創業者ら、TikTok買収提案へ|新しい仮想通貨の構想

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TikTokが分散型プラットフォームに変貌するコンセプト画像

OnlyFansの創業者とHBAR Foundationは2日、TikTokの買収に向けた共同提案を行い、分散型プラットフォームへの転換と新しい仮想通貨システムの導入を目指していることが明らかになった

この提案はTikTokの米国事業売却問題を背景に浮上したもので、ソーシャルメディアの未来形と仮想通貨の新たな活用方法を示す野心的な計画として注目を集めている。

TikTok買収提案の背景と詳細

OnlyFansを創業したティム・ストークリー氏とヘデラ(Hedera)ブロックチェーンを支援するHBAR Foundationは、米国政府からの圧力に直面するTikTokの買収に名乗りを上げた。

この共同提案の狙いは、中国企業ByteDanceが所有するTikTokを米国内で再構築し、ブロックチェーン技術を活用した分散型プラットフォームに転換することにある。

買収金額や具体的な条件については明らかにされていないが、業界専門家はTikTokの米国事業の評価額が数百億ドル規模に達する可能性を指摘している。

分散型プラットフォームと新しい仮想通貨の構想

提案の中核となるのは、TikTokをヘデラのブロックチェーン技術を基盤とした分散型プラットフォームに移行させる計画だ。この転換により、ユーザーデータの所有権やコンテンツの管理方法が根本的に変わる可能性がある。

また、コミュニティによる意思決定を可能にするDAO(分散型自律組織)の仕組みを取り入れることで、プラットフォームのガバナンスも革新される見込みだ。

さらに注目すべきは、新しい仮想通貨システムの導入構想だ。HBAR Foundationが支援するヘデラネットワーク上で、コンテンツ創作者への報酬やユーザーインセンティブとして機能する独自トークンの発行が検討されている。

価格変動リスクを抑えたステーブルコインの活用も視野に入れており、安定した報酬システムの構築を目指している。

この仮想通貨エコシステムにより、クリエイターは従来の広告収入モデルに依存せず、直接的かつ透明性の高い報酬システムの恩恵を受けられる可能性がある。

仮想通貨業界と社会メディアへの影響

この提案が実現すれば、主要ソーシャルメディアにブロックチェーン技術と仮想通貨が本格的に導入される初の事例となり、業界に大きな変革をもたらす可能性がある。

HBAR(ヘデラ)の価格は、この提案が報じられて以降、市場の注目を集めている。ヘデラは高速トランザクション処理能力を持つブロックチェーンとして知られ、大規模ソーシャルメディアのインフラとしての可能性が再評価されている。

ただし、米国政府の規制姿勢や中国企業ByteDanceとの交渉など、買収実現に向けては多くの障壁が存在する。

今後の展開と、新しい仮想通貨を含むデジタルエコノミーの可能性に業界の注目が集まっている。

峯 竜也

暗号資産とブロックチェーン技術に特化したジャーナリスト。業界の最新動向や市場分析を発信。技術的な深掘りから初心者向けガイドまで、幅広い読者に向けたコンテンツ制作を得意とする。