仮想通貨アナリストのアリ・マルティネス氏は19日、XRPの価格が現在の2.29ドル(約343円)から30%の下落リスクがあると警告した。
X(旧Twitter)で13万3000人のフォロワーを持つマルティネス氏によれば、リップル(XRP)は2ドル以下の水準で「様子見の状態」にあり、1.60ドル(約240円)までの間に強い価格サポート(買い支え)が存在しないという。
現在のXRP価格は2.29ドル付近で、ここ数日は2.20〜2.40ドルの狭いレンジで推移している。
XRPの危機的サポートレベルと30%下落の可能性
マルティネス氏が公開したURPDチャートによると、XRPは現在極めて重要な価格帯に位置している。2.28ドル付近は多くの投資家が購入した価格レベルであり、通常、投資家は購入価格を下回る水準での売却を避ける傾向がある。
しかし、もしXRP価格が2.28ドル以下に下落すれば、これらの投資家がより大きな損失を避けるために売り始める可能性がある。これが雪だるま式に売り圧力を生み出す恐れがある。
さらに懸念されるのは、XRPが2.00ドルを下回った場合の動きだ。チャートによれば、2.00ドルから1.63ドルの間でXRPを購入した投資家はほとんどいない。この「エアギャップ」と呼ばれる空白地帯では、買い支えが乏しいことを意味する。
XRPが2.00ドルを下回ると、ほとんど抵抗なく1.63ドル(約244円)まで急落する可能性がある。1.63ドルでは、全XRPの約1.8%がこの価格帯で購入されているため、より強い買い支えが期待できるという。
投資家にとっての選択肢とSolaxyの台頭
XRPのリスク分析が話題になる中、投資家は代替となる仮想通貨にも注目している。最近特に注目を集めているのが「Solaxy(SOLX)」だ。これは単なるミームコインではなく、実用的な機能を備えたプロジェクトである。
SOLXトークンは現在仮想通貨プレセール中で、既に2700万ドル(約40億5000万円)を調達しており、現在の価格は0.001668ドル(約0.25円)となっている。
Solaxyはソラナ向けのレイヤー2ソリューションで、イーサリアム向けのPepe Unchainedに似た役割を果たす。Pepe Unchainedは12月のローンチ後に価格が8倍になったことから、Solaxyも同様の可能性を秘めていると考えられている。
また、「CryptoBoy」など影響力のある仮想通貨インフルエンサーたちがSOLXに注目し始めており、「現時点で100倍になる可能性のある最高のプロジェクト」と評価する声もある。
Solaxyはソラナのネットワーク混雑とスケーリング問題の解決を支援し、ソラナとイーサリアムを接続することで、2つのネットワーク間の資産移動を容易にしつつ、速度とセキュリティを向上させる。
このシステムは、トランザクションの大部分をソラナのメインチェーンからレイヤー2ネットワークに移動させることで、混雑時の問題を軽減する。Solaxyはトランザクションをグループ化して処理することで、コストを削減し、処理能力を向上させている。
XRPの価格動向が不安定な中、投資家はリスク分散のためにSolaxyなど新興プロジェクトに目を向け始めている。