TRUMP、17%下落|新ミームコインが1970万ドル超を調達

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TRUMPミームコインがさらに17%下落、一方Solanaの新L2プロジェクトがICOで1,970万ドル超を調達

暗号資産(仮想通貨)トランプコイン(TRUMP)は12日、前日比17%下落の16ドルまで急落した。パニック売りが加速し、最高値から78%の下落となり、時価総額でPEPEを下回っている。

TRUMPコインの急落

TRUMPは現在、ミームコイン市場で最も取引量の多い銘柄だが、これは投資家の売り圧力を反映している。取引量の増加は更なる下落を懸念した投資家のパニック売りによるもので、安値での買い戻しも相場を支えきれていない。

この売り圧力の波は負のスパイラルを生み出し、政治関連トークンの不安定性を改めて示している。熱狂的な上昇相場を演出したTRUMPだが、現在の保有者は厳しい現実に直面している。

ミームコイン市場全体の低迷

ミームコイン市場全体の価値は700億ドルを下回り、過去1ヶ月で460億ドル以上が消失。日次の現物取引量も100億ドル未満に減少し、トレーダーの関心低下が鮮明となっている。特に1月の熱狂的な相場で登場した新規トークンの多くが、価値の80%以上を失っている。

唯一、Test(TST)がバイナンス上場を受けて下落トレンドを免れているものの、この上昇が継続するかは不透明だ。市場では「ミームコイン市場のピーク疲労」が指摘され、過度な投機や新規トークンの乱立に投資家の疲れが見え始めている。

Solaxyの躍進

Solaxy プリセール

一方、ソラナ(SOL)ブロックチェーン上の新しいレイヤー2ソリューション「Solaxy(SOLX)」は、トランザクションのオフチェーン処理により混雑問題の解決を目指す。イーサリアム(ETH)との相互運用性を確保するブリッジ開発も進めており、両チェーンの利点を活かしたエコシステムの構築を進めている。

Solanaの大規模な遅延の一因となったのは、TRUMPコインの取引開始時だった。このような問題を解決するSolaxyの取り組みは、市場から高い評価を得ている。

SOLXトークンは、このエコシステムの基盤として機能し、保有者には212%のステーキング報酬(年利)を提供。100万人以上の登録者を持つYouTuber「NASS CRYPTO」は、上場後の大幅な価格上昇の可能性を指摘している。

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市場の新たな潮流

単なる投機に依存するTRUMPコインと、実用的な価値を創造するSolaxyの対比は明確だ。市場の成熟が進む中、投資家の関心は話題性だけのプロジェクトから、技術的基盤を持つプロジェクトへとシフトしている。

これは、ミームコイン市場の新たな段階を示唆するものだ。短期的な投機ではなく、長期的な価値創造を目指すプロジェクトが、今後の市場を牽引していく可能性が高まっている。実用性とコミュニティの力を組み合わせた次世代のプロジェクトこそが、市場の持続的な成長を支えるカギとなるだろう。

佐々 道幸

日本版ICOBench編集者。2016年から仮想通貨投資を開始し、NFTへの投資経験も持つ。20年よりライターとしてのキャリアをスタートし、24年08月、日本版ICOBenchに参画。専門分野はクリプト、ブロックチェーン、Web3。

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