暗号資産(仮想通貨)トランプコイン(TRUMP)の価格は30日、週間で34%以上上昇し、現在14.61ドル(約2,088円)付近で取引されている。
トランプコインの価格変動は、同トークンを大量保有するウォレットの動きと関連している。
TRUMPは現在テクニカル指標上、重要なサポートラインに位置しており、今後の動向が注目されている。MACDや相対力指数(RSI)の動きは弱気傾向を示唆する一方、新しい仮想通貨にも注目が集まっている。
トランプコインの価格動向と市場分析
TRUMPの時価総額は現在約2.92億ドル(約417億円)で、仮想通貨ランキングでは37位に位置している。
トランプ大統領が2025年1月の就任直前に発表したこのミームコインは、彼の支持者から大きな注目を集めた。しかし、価格の急上昇後、トランプ大統領自身が「よく知らない」と発言したことで一時的に価格が急落するなど、発言の影響も受けやすい特徴がある。
テクニカル面では、日足チャート上の各種指標が今後の方向性を占う上で重要となっている。
ソラナ初のレイヤー2「Solaxy」が急成長
一方、ソラナ(SOL)ブロックチェーン初のレイヤー2ソリューションとして開発中のSolaxy(SOLX)は、プレセールで3000万ドル(約429億円)以上の資金を調達し、投資家から高い注目を集めている。
Solaxyは、最近のソラナチェーン上でのミームコイン人気に伴うネットワーク混雑問題を解決することを目的としている。トランプコインを含む多くのミームコインの取引増加により、ソラナネットワークは過負荷状態となり、トランザクション失敗のリスクが高まっていた。
この課題に対応するため、Solaxyは実績あるレイヤー2スケーリング技術と独自のサイドチェーンをソラナエコシステムに導入する。これにより、トランザクションをメインネット外で処理し、最終的な検証時のみソラナブロックチェーンを使用する効率的な仕組みを実現する。
Solaxyのイノベーションとエコシステム
Solaxyの技術的アプローチは、イーサリアムのArbitrumやOptimismが採用しているロールアップと呼ばれるプロトコルに類似しており、ブロックチェーンの処理性能を大幅に向上させることが期待されている。
開発チームはすでにテストネットとブロックエクスプローラーをリリースしており、毎秒10,000トランザクション(TPS)という野心的な目標を掲げている。この目標が達成されれば、Solaxyの今後は現在のブロックチェーン技術の最前線に立つことになる。
Solaxyが初のソラナレイヤー2として位置づけられていることが投資家を惹きつけており、SOLXトークンは現在0.001708ドル(約0.24円)でプレセール中だ。
プレセールが進むにつれて価格は段階的に上昇する設計となっており、早期参加者ほど有利な条件で購入できる仕組みになっている。