テレグラムとTON、独占的パートナーシップ契約を締結

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TONネットワークのイメージ画像

暗号資産(仮想通貨)トンコイン(TON)の開発を主導する非営利団体Open Network Foundationは21日、メッセンジャーアプリ「テレグラム」と独占的パートナーシップ契約を締結した

これにより、TONはテレグラムのミニアプリエコシステムを支えるブロックチェーンとなり、月間アクティブユーザー9億5000万人を超える大規模なユーザーベースをサポートする仮想通貨となる。

テレグラム、他ブロックチェーンのとの統合廃止

今回のパートナーシップ契約により、テレグラムはTONをプラットフォーム専用のブロックチェーンとして採用。イーサリアム(ETH)などの他のブロックチェーンとの統合を廃止する方針だ。

また、テレグラム内のすべてのミニアプリにTONのウォレット接続プロトコル「TON Connect」が導入される。これにより、TONはTelegram StarsやTelegram Adsの決済手段、さらにはMini App開発者やチャンネル所有者への収益分配における唯一の仮想通貨としての役割を担うことになる。

さらに、テレグラムは絵文字やステッカーなどのデジタル資産をTONブロックチェーン上でトークン化し、非代替性トークン(NFT)として提供する計画も進められている。

TON、5億人ユーザー獲得を目指す

Open Network Foundationのマヌエル・ストッツ氏は、今回の契約を「テレグラムとの独占的パートナーシップ契約は、TONの次なる成長段階への重要な一歩」と評価している。

同氏はさらに、テレグラムが世界で6番目にダウンロードされているアプリであり、言論の自由を象徴するプラットフォームであることを強調。TONが10年以内に5億人以上のユーザーに力を与えるという野望を表明し、テレグラムとの独占的パートナーシップ契約を通じてその目標を追求するビジョンを語った。

TON Connect開発者への支援強化

今回の独占的パートナーシップ契約の中核となる「TON Connect」の導入に貢献する開発者には、TON Foundationからプロモーションサポートや最大5万ドルの広告クレジット助成金などの特典が提供される予定である。

また、技術サポートやマーケティング戦略の実施も進行中であり、TONエコシステムのさらなる拡大を促進するための開発環境が着実に整えられている。

By 佐山 美代子

2018年より仮想通貨投資を始め、同時に暗号資産ライターとしてキャリアをスタート。ビットコインをはじめとした主要仮想通貨の市場動向を追いながら、Web3.0分野のコンテンツ制作で豊富な経験を積んできました。専門性と読者理解を兼ね備えたライティングで、高品質な情報を提供します。

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