ストラテジー社、7億2250万ドルでビットコイン買い増しへ

私たちを信頼する理由
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ストラテジー社のビットコイン投資戦略を表す企業ビルと上昇チャート

ストラテジー社(旧マイクロストラテジー)は21日、STRF永久優先株の発行規模を当初予定の5億ドル(約745億円)から7億2250万ドル(約1076億円)に拡大すると発表した。

この増額は投資家からの強い需要と同社のビットコイン(BTC)中心戦略への信頼を反映している。今回の発行は、1株85ドル(約1万2665円)で価格設定された10%シリーズA永久ストライフ優先株850万株で構成される。諸経費を差し引いた約7億1120万ドル(約1059億円)の調達資金は、主に追加のビットコイン購入やその他の企業目的に使用される予定だ。

高い需要と戦略的拡大

増額決定の背景には、投資家からの旺盛な関心があった。また、ストラテジー社のビットコイン保有拡大への取り組みは、ビットコインを長期保有の価値保存手段として活用するという同社のビジョンと一致している。

この戦略的拡大は、市場の変動性にもかかわらず、より広範なおすすめ暗号資産(仮想通貨)に対する同社の自信を反映している。

STRF優先株は、以前のSTRKなどの発行と異なり、10%という高いクーポンレートを特徴とし、普通株への転換オプションはない。この構造は、所得を求める投資家にとって魅力的である一方、会社にとっては柔軟性を維持している。

ビットコイン保有と将来計画

ストラテジー社は現在、499,226ビットコインを保有しており、その価値は410億ドル(約6兆1090億円)以上に相当する。今回の調達資金により、さらにビットコインの取得が進み、保有数が50万BTCを超える可能性がある。

STRF発行に対する期待感はあるものの、ストラテジー社の普通株(MSTR)に対する市場の反応は様々で、同社のビットコイン保有に対する評価プレミアムについて一部懸念がある。しかし、優先株は市場の変動の中で安定した収入を求める投資家にアピールしている。

長期的な資金調達計画

今回の発行は、ビットコイン保有を拡大し、主要企業のビットコイン保有者としての地位を維持するため、数年間で420億ドル(約6兆2580億円)を調達するという広範な計画の一部だ。「21/21プラン」と呼ばれるこの計画では、株式と固定収益商品を通じてそれぞれ210億ドル(約3兆1290億円)を調達することを目指している。

この積極的な資金調達と投資戦略により、ストラテジー社は新しい仮想通貨市場における主要なプレーヤーとしての地位を強化し続けるとみられる。市場の変動にかかわらず、同社のビットコインへの信念は揺るがず、今後も注目を集めるだろう。

本橋麻弥

日本版ICOBenchライター。2020年からビットコイン投資、2021年より、NFT投資、2022年からはDeFi運用を開始。Web3.0・メタバース・暗号資産領域に深い関心があり、自身の専用ブログも運営。