国際的な大手銀行であるスタンダードチャータードは3日、ビットコイン(BTC)が2025年末までに20万ドル(約2880万円)に達する可能性があるとの新たな価格予測を公表した。
この強気な見通しは、機関投資家による継続的な需要の高まりを背景としている。
同行は2025年第3四半期までに13万5000ドル(約1944万円)に達すると予測しており、暗号資産(仮想通貨)市場への関心の高さがうかがえる。
機関投資家の需要が牽引する市場、おすすめ仮想通貨としてのBTC
今回の価格予測の根拠となっているのは、主に上場投資信託(ETF)と企業の購入需要だ。2025年第2四半期には、ETFと企業を合わせて24万5000 BTCが取得された。
同行のデジタル資産リサーチ責任者であるジェフ・ケンドリック氏は、この新しい需要の波が、過去の半減期後に見られた18カ月間の調整サイクルを崩していると分析する。
最近、米国のETFから3億4230万ドルの資金流出があったものの、同行は長期的な資金流入の持続に自信を見せている。
特に現物ビットコインETFは、機関投資家にとって規制下で仮想通貨に触れる主要な手段となっている。2025年上半期だけで、ETFを通じて11万8424 BTCの流入があった。
さらに、上場企業によるビットコインの購入も活発化しており、2025年第2四半期には12万7000 BTC以上が企業の準備資産として購入された。
今後の見通しと注目すべき要因、仮想通貨の未来は?
スタンダードチャータードは、2025年第3四半期後半から第4四半期初頭にかけて短期的な価格変動を予測しつつも、機関投資家の需要が価格を押し上げるという長期的な上昇トレンドは揺るがないと見ている。
同行は以前から示している2028年の価格目標である50万ドルも再確認しており、ビットコインがデジタル時代の金(ゴールド)に相当する準備資産としての役割を担うとの見解を強めている。
今後の価格を左右する要因として、規制の動向も無視できない。
米国市場などでの規制が明確になることで、コンプライアンスリスクが低減し、さらなる機関投資家の参入が促される可能性がある。
また、米国の金融政策の変更、例えば量的緩和への転換などが起これば、リスク資産への関心が高まり、ビットコイン市場にとって追い風となるかもしれない。
ビットコインに連動して利益を得る仮想通貨おすすめ銘柄
このようなビットコインへの期待が高まる中、個人投資家の間では、ビットコインの価格上昇に連動して利益を得ることを目的とした、新しいタイプの仮想通貨が注目を集めている。
その代表格が、BTC Bull Token(BTCBULL)である。BTC Bull Tokenは、イーサリアムを基盤とするミームコインだ。
ホワイトペーパーには、ビットコインが特定の価格目標(例:15万ドル、20万ドル)に到達するたびに、保有者に対してビットコインのエアドロップやトークンのバーン(焼却)を行うという画期的な仕組みを採用していると記載されている。
これにより、投資家はビットコインを直接保有することなく、その価格上昇の恩恵を増幅させて享受することが可能となる。トークンバーンは供給量を減少させ、希少価値を高める効果も期待できる。
最近大きな成功を収めて完了したプレセールでは、機関投資家からの支援も受け、コミュニティからの強い信頼が示された。
さらに、現在50%を超える高い年間利回りが提供されるステーキングプログラムも用意されており、長期保有者にとって魅力的なインセンティブとなっている。
ビットコイン本体への投資と並行し、そのエコシステムから生まれるこうした革新的なプロジェクトに目を向けることで、投資家は新たな収益機会を見出すことができるかもしれない。