暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)は19日、25,824.58円で取引を終え、過去1ヶ月で26.67%下落。一方で、レイヤー2プロジェクトへの投資は活況を呈している。
急成長するソラナの課題
ソラナエコシステムの時価総額は、2024年1月の1,600億ドルから2025年1月には9,030億ドルへと急成長。イーサリアム(ETH)の9,330億ドルに迫る規模となり、仮想通貨投資の新たな主戦場として注目を集めている。
しかし、理論値である65,000TPS(秒間トランザクション数)には遠く及ばず、ネットワークの混雑が課題となっている。特にCoinbaseからのSOL ETF申請など、新たな需要増加に向けたスケーリングソリューションの必要性が高まっている。
Solaxyが目指す技術革新
Solaxy(SOLX)は、世界初のソラナレイヤー2として、イーサリアムのロールアップ技術とソラナの高速処理を組み合わせた革新的なアプローチを採用。
トランザクションをオフチェーンで処理しながら、レイヤー1の高いセキュリティを維持する設計となっている。
このアーキテクチャにより、処理速度の向上と手数料の削減、トランザクション失敗の防止を実現。モジュラー型のインフラストラクチャは、ミームコインから複雑な金融プラットフォーム、AIエージェントまで、幅広いアプリケーション開発をサポートする。
プロジェクトの現状と展望
SOLXトークンは、ネットワークの手数料支払いと開発者ツールへのアクセスに使用される。12月に開始されたプレセールでは、すでに2,200万ドル(約33億円)の資金を調達。早期参加者には年率182%のステーキング報酬を提供している。
市場専門家は、レイヤー2ネットワークの展開後にSOLXが0.032ドルまで上昇すると予測。エコシステムの拡大に伴い、2026年までに0.02ドルに達する可能性も指摘されている。
特にイーサリアムとのクロスチェーン機能により、両ネットワーク間でのデータや資金の移転がスムーズに行える点が評価されている。高頻度取引やリアルタイム処理、マイクロトランザクションにも適しており、次世代の仮想通貨投資インフラとしての期待も高い。