コインシェアーズがSECへソラナ現物ETFを申請

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ソラナのとETF申請を示すグラフィック

デジタル資産運用会社コインシェアーズは日本時間6月16日、ソラナ(SOL)の現物ETFをナスダックに上場するため、米証券取引委員会(SEC)に申請を行った

このETFは、時価総額で6番目に大きい暗号資産(仮想通貨)であるソラナの現物を直接保有し、その価格に連動することを目的としている。

ステーキング報酬を組み込んだ新戦略

申請されたETFの最大の特徴は、投資戦略にステーキング報酬を取り入れている点にある。ステーキングとは、保有する仮想通貨をネットワークの運営に参加させ、報酬を得る仕組みだ。

これにより、投資家はソラナの価格上昇に加え、保有資産から得られる利回りも期待できる。資産の保管と管理には、信頼性の高いカストディアンとしてコインベース・カストディとビットゴー・トラストが選定されている。

激化するETF承認競争と市場の期待

今回の申請により、ソラナ現物ETFの承認を目指す企業は8社に達した。競合にはフィデリティ、グレースケール、ヴァンエックなどの金融大手も含まれており、市場の関心の高さがうかがえる。

SECがすでにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の現物ETFを承認したことで、ソラナを含む他のアルトコインETFへの期待も高まっている。

アナリストの中には、年内にソラナETFが承認される可能性は70%に達するとの見方もある。

ソラナは高い処理能力と低い手数料で知られており、ビットコインやイーサリアムに代わる投資先を探す機関投資家の関心が、今回の申請を後押ししている。

コインシェアーズは欧州ですでにステーキング機能付きのソラナETP(上場取引型金融商品)を提供しており、その運用経験が米国市場での展開にも活用されると見られる。