セイラー氏のBTC投資戦略|新しい仮想通貨3銘柄にも注目

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暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の価格は15日、週間で約2.90%上昇し、現在約10.2ドル(約1499円)付近で取引されている

米国ソフトウェア企業のストラテジーは、マイケル・セイラー創設者の発案のもとでビットコイン(BTC)の大量保有を開始している。

その過程で投資銀行ジェフリーズの支援を得て、世界的な金融業界に新しい潮流を生み出した。

セイラー氏の劇的成長ストーリーを背景に、投資家や企業は新しい仮想通貨プロジェクトにも大きな関心を寄せている。

新しい仮想通貨投資戦略の急成長と模倣の広がり

ビットコインのチャートセイラー氏による戦略のビットコイン(BTC)投資は、当初は異端視されていた。

しかし、買い増しを続けた結果、同社の時価総額は2000億円から16兆9360億円へと飛躍。上場株価は421ドル(約6万1466円)に達した。

この進撃は他社にも波及している。米国政府は20万BTC超を保有、メタプラネットは2025年までに1万BTC目標を掲げる。

他にも、米国医療技術企業のセムラー・サイエンティフィックやソフトウェア企業のNext Technology Holdingなどがセイラー戦略を模倣している。

さらに、日本ではモバイル関連サービス企業のビート・ホールディングスが、ビットコイン上場投資信託(ETF)への約9.9億円投資を実施した。

このように、セイラー氏の手法は伝統的金融機関からも支持を受け、ビットコインが企業資産の一部として積極的に組み込まれている。

ジェフリーズの参画と金融業界における仮想通貨の正当化

ジェフリーズは60年以上の歴史を持つ米国の投資銀行だ。同社はセイラー氏の大胆な計画を初期から支援し、2020年には大手投資銀行で初めて仮想通貨専門バンカーを雇用した。

以降、ジェフリーズは仮想通貨分野で120件以上の取引(総額21.9兆円超)に関与。2024年の純利益は1兆220億円超となり、世界6番目の大手投資銀行へと成長した。

この動きが他のウォール街金融機関にも波及し、現在は仮想通貨が伝統的金融(TradFi)との連携を強めている。将来の新たな仮想通貨事業者にも、追い風となるだろう。

新しい仮想通貨3銘柄への期待

ビットコインが企業資産として注目を集める中、新しい仮想通貨の3銘柄にも熱い視線が注がれている。

Best Wallet Token1つ目はBest Wallet Token(BEST)だ。

Best Wallet Tokenは、多機能仮想通貨ウォレットアプリ「Best Wallet」のエコシステムと連動して機能するユーティリティトークンだ。

BESTトークンの保有者は、アプリ内で様々な特典やメリットを享受できるよう設計されている。

具体的には、将来有望な新しい仮想通貨プロジェクトへの優先的な参加権や、アプリ利用時の取引手数料の割引などが提供される。

BESTトークンは現在先行セール段階にあり、既に17億8120万円という大規模な資金調達を達成しており、市場からの高い注目と期待が寄せられているプロジェクトと言える。

「Best Wallet」アプリの普及と共に、BESTトークンの価値と重要性が高まることが見込まれる。

Best Wallet Tokenを見てみる

BTCブルトークンはビットコインの市場サイクルに合わせて設計されている2つ目はBTC Bull Token(BTCBULL)だ。

BTC Bull Tokenは、ビットコインの価格動向に連動した独自のメカニズムを通じて、トークン保有者に対して複数の収益機会を提供することを目指す新しい仮想通貨プロジェクトだ。

このプロジェクトの大きな特徴は、ビットコインが特定の価格の節目を迎えるごとに、BTCBULLトークンの一部を市場から買い戻してバーン(焼却)が行われる。

また、保有者にトークンを追加で無料配布するエアドロップも実施される。

トークンバーンは、供給量を減少させることでトークン1枚あたりの希少価値を高める効果が期待できる。また、エアドロップは保有者にとって直接的な追加収益となる。

これにより、BTCBULLはビットコイン市場のポジティブな動きをトークンエコノミクスに反映させ、保有者に報酬を与えることを狙いとしている。

BTCBULLを見てみる

Solaxyのロゴ

3つ目はSolaxy(SOLX)である。

Solaxyは、ソラナ(SOL)ブロックチェーン上で初となるレイヤー2(L2)スケーリングソリューションの実現を目指すプロジェクトだ。

主な目的は、ソラナネットワークが抱えるスケーラビリティの問題(取引の混雑や遅延)を軽減し、より高速かつ低コストなトランザクション処理を可能にすることだ。

SOLXトークンは、このSolaxyエコシステムの基軸通貨として機能することが想定されている。

プロジェクトの計画には、イーサリアム(ETH)など他のブロックチェーンとの相互運用性を高めるためのブリッジ機能の開発も含まれている。

Solaxyは今後、独自のL2技術の展開や主要な仮想通貨取引所への上場を通じて、ソラナネットワーク全体の効率性と利便性の向上に貢献することが期待されている。

Solaxyを見てみる

著者: 早下 光

暗号資産ライター。2019年からの仮想通貨市場経験を基に、ブロックチェーン技術の基礎から応用、最新ニュースまで、正確・深い情報で読者の理解をサポートします。