リップル(XRP)は15日、過去24時間で12.5%、7日間では24.6%上昇した。
多くの暗号資産(仮想通貨)が停滞する市場において、リップルは堅調な価格上昇を示している。
その背景には、20日に発足予定の次期トランプ政権を機に、米国証券取引委員会(SEC)とリップル社の長期的な訴訟問題が解決する見通しが影響している。
大口投資家(クジラ)が10億XRP購入
訴訟問題の解決により、リップルに対する法的リスクが軽減し、投資家心理が好転すると同時に市場での需要が急増、さらなる価格上昇が見込まれる。
実際、オンチェーンアナリストのアリ・マルティネス氏は、X(旧Twitter)にて、大口投資家(クジラ)が10億XRPを購入したことを報告している。
Whales bought roughly 1 billion $XRP in the last 48 hours! pic.twitter.com/XUlibpXkz5
— Ali (@ali_charts) January 10, 2025
これらの動きは、リップルのさらなる価格上昇を後押しする可能性が高い。
さらに、一部の専門家は、リップルは数日中に4ドルに向けたブレイクアウトを起こす可能性を予測している。
リップルのアウトブレイクをアナリストが予測
仮想通貨アナリストのワールド・オブ・チャート氏は、リップルが4ドルに向けてブレイクアウトする可能性について、以前から指摘している。
$Xrp #Xrp Breakout Has Confirmed With Strong Volume Expecting Continuation In Next Couple Of Days Towards 4$ https://t.co/aXUE5yzV7U pic.twitter.com/pTmMpqlTnl
— World Of Charts (@WorldOfCharts1) January 12, 2025
チャート氏の分析では、リップルのチャートがシンメトリカルトライアングルを形成しており、近いうちにアウトブレイクが発生する可能性が高いとされている。実際、今回のリップルの上昇は、この予測されたアウトブレイクが現実化したものと解釈できる。
本稿執筆時点において、リップルは2.9ドル直前まで上昇しており、数日内に4ドルに到達するシナリオも現実味を帯びてきている状況だ。
次期トランプ政権発足が20日に迫った今、リップルをはじめとする多くの仮想通貨が上昇基調に転じる可能性に期待が高まっている。
急成長するミームコイン市場にも注目
米国の政権交代を機に、仮想通貨市場は大きな転換期を迎えている。その中でも特に注目されるのが、ミームコイン市場の動向だ。
次期トランプ政権下で新設が予定されている「政府効率化省(DOGE省)」のトップ候補として、ミームコイン愛好家として知られるイーロン・マスク氏の名前が上がっている。これが実現すれば、ミームコイン市場の成長が一層加速する可能性が高い。
特に注目すべきは、カエルをモチーフにしたミームコイン銘柄だ。マスク氏がXでカエルミームの投稿を繰り返しており、市場ではさまざまな憶測が浮上している。
Brothers in Arms pic.twitter.com/vIZ8ADrXbo
— Elon Musk (@elonmusk) December 31, 2024
新興カエルコインがプレセールで4800万ドル調達
こうした中、新しく登場したカエルモチーフのミームコイン「Wall Street Pepe(WEPE)」が仮想通貨ICOで4800万ドルを超える先行投資を集めており、市場関係者の間で注目を集めている。
Wall Street Pepeは、WEPEトークン保有者に、最新市場データや投資戦略を共有するためのコミュニティを提供するとともに、プロトレーダー向けの高性能ツールを解放。個人投資家がより効率的に投資を行える仕組みを構築している。
このような取り組みが、投資家の間で高い評価を得ており、プレセール終了後に主要取引所への上場の可能性に期待が集まっている。