REXシェアーズとオスプレイファンズの合弁企業REX-オスプレイは24日、同社のソラナETFであるSSKにリキッドステーキングトークンJitoSOLを統合した。
これにより米国上場ETFで初めてリキッドステーキングトークンが組み込まれ、投資家は証券口座を通じてソラナステーキング報酬にアクセス可能となる。
運用開始3週間で1億ドル達成の好調ETF
SSKは7月2日に米国初のソラナ(SOL)とステーキング報酬を組み合わせたETFとして運用を開始した。
開始から12取引日で運用資産残高が1億ドルを突破する異例の成長を記録している。
同ETFは1940年投資会社法に基づき登録されており、ステーキング報酬を配当として月次で投資家に分配することが可能だ。
従来の1933年証券法に基づくETFでは、ステーキング報酬の分配は認められていない。
現在のソラナステーキング報酬率は7.3%で、REXもオスプレイも報酬の一部を保持せず、全額が株主に還元される仕組みとなっている。
JitoSOL統合でハイブリッド戦略を採用
JitoSOLの統合により、SSKはステーキングされたSOLをトークン化し、オンチェーン報酬を獲得しながら取引可能な状態を維持できるようになった。
この機能は、従来のステーキングで発生するロックアップ期間の制約を解決する。
Jito財団のトーマス・ウーム最高商業責任者は、JitoSOLが米国ETFに組み込まれた初のリキッドステーキングトークンとなったことを画期的な瞬間と表現した。
リキッドステーキングトークンは利回り最適化と償還リスクに関する重要な課題を解決。
ETF発行者が必要とする流動性、資本効率性、インフラ互換性を提供するとしている。
SSKは現物のソラナを保有するため、先物ベースのETFで発生するコンタンゴ効果を回避でき、現物価格との乖離を最小限に抑える。
アンカレッジ・デジタルによる保管サービスと、フィグメントなどの信頼できるバリデーターを活用し、透明性とセキュリティを確保している。