ソラナの次はライトニング|Revolutが仕掛ける仮想通貨戦略

免責事項:本サイトの情報は一般的な情報提供を目的としており、投資助言を行うものではありません。暗号資産は価格変動が大きく、元本を失うリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。本サイトは、掲載情報に基づく損失について一切の責任を負いません。
私たちを信頼する理由
私たちを信頼する理由
Revolutのアプリ画面に表示されたソラナ(SOL)のロゴと価格チャート

英国を拠点とするフィンテック大手Revolutは、暗号資産(仮想通貨)サービスを拡大し、ソラナ(SOL)ネットワークを自社プラットフォームに統合した

この統合により、利用者はRevolutアプリ内で直接ソラナの購入、保有、送金が可能となる。今回の動きは、デジタル資産市場でのサービス拡充を目指す同社の広範な戦略に沿ったものである。

サービス拡充で高まる需要に対応

Revolutは、ソラナの統合を通じて、高まる仮想通貨への需要に応える姿勢を明確にした。同社のプラットフォームは、ソラナをサポートするブロックチェーンエコシステムの一つとなり、利用者の利便性を高めている。

すでに同社は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、その他ERC-20規格のトークンなど、複数のデジタル資産に対応している。今回の対応は、提供する仮想通貨の選択肢をさらに広げるものだ。

仮想通貨取引所のPaybisなどがRevolut Payを決済手段として採用しており、利用者は法定通貨から仮想通貨への交換をより簡単に行える。この連携は、仮想通貨取引のハードルを下げる重要な要素となっている。

世界的な競争と今後の展望

今回のソラナ対応は、世界的なフィンテック市場での競争力を維持するための戦略的な一手とみられる。

特に欧州市場で大きな存在感を持つRevolutは、技術に精通した利用者層を引きつけるため、仮想通貨インフラへの投資を積極的に進めている。

同社はまた、規制遵守とセキュリティを重視している。安全な取引を保証するため、ネットワークの互換性を確保し、送金時の資産損失リスクを回避するよう努めている。

さらに、Revolut Payを利用することで、手数料の削減やワンクリックでの簡単な取引が可能になる。

今後はフランスでの銀行免許申請や、ライトニングネットワークを利用した仮想通貨決済の拡大も計画しており、仮想通貨エコシステムへのさらなる統合を目指している。

これらの動きは、Revolutが個人投資家と機関投資家の双方にとって魅力的なプラットフォームとしての地位を固めるための布石である。同社は今後、リップル(XRP)の追加も視野に入れている可能性がある。

著者: 名本 太陽

仮想通貨専門のWebライター。2017年からブロックチェーン業界に携わり、国内外の仮想通貨取引所やDeFiプロジェクトのホワイトペーパー、解説記事、プレスリリースを多数執筆。金融メディアでの連載経験もあり。専門はDeFi、NFT、メタバースで、最新トレンドに基づいた正確かつ分かりやすいコンテンツ制作を得意とする。