ソラナ(SOL)基盤のミームコイン発行プラットフォームを展開するPumpFunは27日、モバイルアプリのアップグレード版「PumpFun 2.0」を正式公開した。
iOSとAndroid両方に対応し、主要機能をスマートフォン向けに最適化した。
2025年2月に初版を公開して以来、今回のアップグレードは機能面での大幅拡張となる。
モバイル版でリアルタイム機能を強化
Pump Fun 2.0 is HERE
the easiest way to DOMINATE the trenches, with
– the movers feed
– tap-to-ape for the FASTEST execution across ANY mobile app
– the news section, showing you the top trending coins in the ecosystemand much more!
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— pump.fun (@pumpdotfun) June 27, 2025
新バージョンでは、暗号資産(仮想通貨)トレンドを追跡できる「ムーバーズフィード」や、ワンタップでのトークン購入機能が追加された。
さらに、ポートフォリオ管理ツールやコイン作成オプションも実装され、ユーザーはスマホから直接プロジェクトの発行や取引を行えるようになった。
同社によると、リリース直後には1,000件以上のダウンロードを記録。
リアルタイムのデータ視覚化とクロスプラットフォーム互換性を強化し、モバイルファーストの仮想通貨取引ソリューションとしての地位確立を目指すという。
規制の課題と市場での根強い需要
一方で、PumpFunは複数の国で規制上の問題を抱えている。
英国では金融行動監視機構からの警告を受け、無規制の金融活動を理由にサービスが禁止され、モバイルアプリも利用できない状況だ。
米国でも、知的財産権侵害や証券法違反の疑いで複数の訴訟が進行中とされ、独自トークンPUMPの価格にも影響を与えている。
PUMPは現在0.02000ドル(約2.9円)付近で取引され、出来高も低水準にとどまっている。
それでも利便性の高さから、PumpFunはミームコイン市場で根強い支持を集めている。
2025年初頭には1日あたりの手数料収入が761万ドル(約11億345万円)に達するなど、ニッチ市場で一定の存在感を維持している。