米国の主要ETF提供企業であるProSharesは15日、リップル(XRP)とソラナ(SOL)に連動する新しいレバレッジ型ETFの提供を開始した。
新ファンドであるProShares Ultra Solana ETFとProShares Ultra XRP ETFは、ソラナとリップルの価格に対して2倍のレバレッジをかけた日次リターンを目指す。
現物暗号資産(仮想通貨)を直接保有せず、金融デリバティブや先物を利用して運用される仕組みだ。
このローンチにより、ProSharesの仮想通貨関連商品はETF12本、ミューチュアルファンド3本となり、運用資産総額は15億ドルを超えた。
主にソラナとリップルへのエクスポージャーを求める機関投資家や個人投資家が対象となる。
We’re excited to introduce ProShares Ultra Solana ETF (SLON) and ProShares Ultra XRP ETF (UXRP). These new funds target 2x the daily returns of Solana and XRP, respectively. Learn more about our crypto-linked ETFs: https://t.co/ivXmFp8gMJ
These funds invest in cryptocurrency… pic.twitter.com/m28zvnukkF
— ProShares (@ProShares) July 15, 2025
新しい仮想通貨ETFが機関投資家の需要に応える
ProSharesの今回の動きは、ブロックチェーン基盤や分散型プラットフォームへの関心の高まりを反映している。ソラナやリップルは、高速な取引処理能力やスマートコントラクト機能で採用が拡大しており、機関投資家の需要が増加している。
また、これらの商品がNYSE Arcaの承認を受け、米SECの規制に準拠している点は、仮想通貨デリバティブが規制された形で伝統的な金融市場に受け入れられつつあることを示している。
これは、同社がビットコイン(BTC)先物ETFであるBITOで市場を切り開いてきた実績に続くものだ。
デジタル資産が従来の金融市場へ統合される流れの中で、今回のETFは市場の成熟を示す新たな一歩と言えるだろう。
レバレッジ商品の仕組みとリスク
これらのETFは、スワップ契約や先物取引を用いて、対象資産の日々のパフォーマンスの2倍に連動するリターンを提供する。リターンが日次で計算されるため、価格変動や複利効果により、長期的なリターンは単純な2倍とは異なる可能性がある。
ProSharesは、これらの商品は価格変動が大きく、高いリスクを伴うと強調している。そのため、リスクを許容できる経験豊富な投資家向けの商品であり、リスク回避を求める層には適していないと注意を促した。
今回の商品追加により、ProSharesはレバレッジ型、インバース型、マルチアセット型を含む、米国で最も多様な仮想通貨連動ファンドのラインナップを提供する企業としての地位を固めた。
現物ETFへの審査が依然として慎重に進められる中、デリバティブを活用した商品への需要は今後も拡大する可能性がある。
個人投資家が注目する新たな取引ツール
機関投資家向けの金融商品が整備される一方で、個人投資家の間では、より実践的で競争優位性をもたらす取引ツールへの関心が高まっている。
特に活況を呈するミームコイン市場では、取引の速度と安全性が成功の鍵を握る。このような需要に応えるべく登場したのが、テレグラム統合型の取引ボットSnorter Bot(SNORT)だ。
Snorter Botは、当初ソラナブロックチェーンに最適化されており、専用ノードを利用することで秒間未満の高速取引を実現。
トランザクションにはMEV耐性ロジックとハニーポット検出機能を組み込み、ラグプル成功率を85%低減させることで、資金流出リスクを最小化している。
また、プロジェクトはCoinsultによる監査を通過しており、セキュリティ面でも信頼性を確保。これにより、ミームコイン取引に潜むリスクを大幅に低減している。
トークン保有者は、取引手数料の割引(0.85%)や、APY220%のステーキング報酬、プレミアム機能へのアクセスといった実用的なメリットを享受できる。
現在進行中の仮想通貨プレセールでは既に160万ドル以上の資金調達に成功しており、その人気の高さがうかがえる。
将来的にはイーサリアムチェーン・BNBチェーンへの拡大も計画されており、最先端の取引環境を求める投資家にとって、注目すべき新しい仮想通貨となりそうだ。