暗号資産(仮想通貨)取引所大手のBinance(バイナンス)で14日、約13.5億円相当のぺぺコイン(PEPE)の大規模な引き出しが確認された。
大口投資家による積極的な買い集めの動き
データ分析プラットフォームのSpot On Chainによると、この取引は過去27時間以内に発生した2度目の大規模な取引となる。
Big $PEPE accumulation detected!
The whale “0x8f5” withdrew another 801.64B $PEPE ($13.53M) from #Binance 3 hours ago.
Over the past 27 hours, this whale withdrew 1.082T $PEPE ($18.53M) from Binance at an average price of $0.00001713 and then distributed the tokens across 3… https://t.co/puvg6nizUM pic.twitter.com/242IYjNMkx
— Spot On Chain (@spotonchain) January 14, 2025
同じ投資家は前回、約18.5億円相当となる1兆820億PEPEコインを平均価格0.00001773ドル(約0.0028円)で購入している。
これらの取引後、購入された1.5兆PEPEコインは3つの異なるブロックチェーンウォレットに分散して移動された。この動きは、大口投資家による戦略的な資産運用の一環とみられている。
PEPEコイン価格の急上昇と市場への影響
この大規模取引を受け、PEPEコインの価格は過去24時間で11%以上上昇し、0.00001721ドル(約0.0027円)を記録した。これは先週の13.77%下落からの顕著な回復となる。
ミームコイン市場全体も活況を呈しており、PEPEコインの価格上昇は、ビットコインが97,339ドル(約1536万円)まで上昇した影響も受けているとみられる。
バイナンス・ジャパンの新規上場による市場拡大
この大規模取引は、バイナンス・ジャパンがPEPEコインの新規上場を発表した直後に発生した。2023年4月に匿名の開発者グループによって立ち上げられたPEPEは、インターネットミーム「ペペ・ザ・フロッグ」にインスパイアされた仮想通貨だ。
注目の新興ミームコイン「WEPE」の台頭
ミームコイン市場で新たな注目を集めているのが、Wall Street Pepe(WEPE)だ。
このプロジェクトは、わずか45日間で4500万ドル(約71億円)という驚異的な資金調達を達成。現在、1日あたり約130万ドル(約2億500万円)のペースで資金を集めている。
WEPEの特徴は、単なるミームコインを超えた実用性にある。小規模トレーダー向けの取引シグナルやストラテジーの提供、最大28%のステーキング報酬など、具体的な価値提案を行っている。
現在0.00036645ドル(約0.058円)で取引されており、Tier-1取引所への上場も間近と予想されている。